ダイキンの空気清浄機、MC555AとMC554Aの違いについて詳しく紹介します。
型番が示す通り、MC555Aのほうが新しい商品で発売日は以下になっています。
MC554A:2023年10月 (2024年モデル)
何が違うのかというと、MC555AとMC554Aで違いはありません。
なので、価格の安いほうで選んで大丈夫です。
ただMC555Aは、オリジナルモデルを販売しているお店があり、仕様が若干異なっています。
また、商品について知っておきたいポイントもあるので、その辺りは記事中で詳しく紹介します。
2025年モデルのMC555A↓
2024年モデルのMC554A↓
目次
MC555AとMC554Aの違い
違いはない
MC555AとMC554Aでは違いはありません。
なので、安いほうを選ぶというのでOKです。
型落ちしたモデルは値段が安くなるのが一般的です。
ただ、私が確認した時点では、お店によっては新しい商品(MC555A)のほうが安くなっていることもありました。
価格は変動するので、どちらの型が安いかは、都度確認していただけたらと思います。
また、MC555Aには似たような型番が2つあり、以下のような違いがあります。
MC555AKS (ケーズデンキオリジナルモデル)・・・電源コードが長く(3m)設置の自由度が向上している (通常モデルは1.8m)
上記のように、性能や仕様が標準モデルとは若干異なった、オリジナルモデルになっています。
基本的にオリジナルモデルのほうが値段は高くなっていますが、魅力を感じる部分があれば検討してみると良いでしょう。
2025年モデルのMC555A↓
2024年モデルのMC554A↓
知っておきたいポイント
設置条件 (壁からのスペース)
まず、押さえておきたいのは設置条件です。
基本的にどの空気清浄機でもそうですが、「壁から○○cm離しましょう」とか、「上は○○cmスペースをとりましょう」というような条件があります。
そうしないと、十分な性能が発揮できなかったり、壁が汚れてしまうというようなことが起きる可能性があるからです。
MC555AとMC554Aのサイズと設置条件は以下のようになっています。
幅×奥行×高さcm:27×27×50cm
重さ:6.8kg
コードの長さ:1.8m (MC555AKS(ケーズデンキオリジナルモデル)はコードの長さが3m)
左右:壁から30cm以上
上部:天井面から1m以上
背面:電源コードが無理に曲がることがないように壁からの距離をとる
商品自体のサイズとともに、全体としてどれくらいのスペースが必要なのかも把握しておいたほうが良いです。
ちなみにコードはL字型のプラグになっているので、壁に近づけやすくなっています。
運転音について
運転音については、基本的には静かという意見が多いです。
4つの運転モード(ターボ/標準/弱/しずか)があり、それぞれで運転音は異なってきます。
しずか:19
弱:29
標準:39
ターボ:53
音については、埼玉県深谷市で分かりやすい「騒音の目安」の資料を公表しているので紹介します。
詳しい内容を知りたい場合は資料を見ていただくとして、抜粋して紹介すると以下のようになります。
騒音の大きさ | 聴覚的な目安 | 騒音の具体例 |
---|---|---|
50dB | 普通 | 家庭用エアコンの室外機(直近) 静かな事務所の中 |
40dB | 静か | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
30dB | 静か | 郊外の深夜 ささやき越え |
20dB | きわめて静か | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
これを見ると、50dBでも「普通」くらいで「うるさい」とまではいかないレベルです。
ターボは53dBなので、そこそこの音にはなると思います。
ただ、自分でターボ運転にしなければターボで稼働し続けることはないので、そんなに問題となることはないでしょう。
ちなみに自分で風量を設定する場合、「しずか・弱・標準・ターボ」という4種類から選ぶことができます。
風量自動コースで運転する場合の最大風量は、「ターボ」より風量を抑えた「強」になります。
電気代について
運転モードにより、消費電力が異なります。
弱:9W
標準:15W
ターボ:46W
ターボになると、グッと消費電力が上がることが分かります。
ただこれだとイメージが湧かないので、メーカーが公表している1日の電気代の目安を紹介すると、以下のようになっています。
節電運転時 3.3円
これくらいの料金であれば、電気代のことはさほど気にすることなく使えるのではないでしょうか。
ちなみに節電運転というのは、電気代を節約したいときに使うモードです。
風量は「しずか」と「弱」のみを自動で切り換え、消費電力と運転音を抑えた運転をします。
また、空気がキレイな状態が約5分続くと、送風ファンが定期的に運転と停止を繰り返す「みはり運転モード」に切り換わります。
フィルターの交換時期について
MC555AやMC554Aは、10年間フィルター交換不要となっています。
この10年間というのは、タバコを1日5本吸う家庭で、毎日24時間「風量自動」で運転した場合が目安です。
なので、使っている環境によっては交換時期が早くなる可能性もあります。
また、取り付けは任意なんですが、別売りの以下のフィルターがあります。
・チタンアパタイトフィルター:菌やウイルス全般が気になるときに使用
別売りフィルターは、「よりスピーディーに効率良く除去できるよ~♪」というものです。
ただ、これだけの情報だと、仮に使おうと思っても、どのように使い分ければ良いのかイマイチ分かりにくいのではないでしょうか。
ということで、ダイキンのサポートに聞いてみたので、回答を要約して紹介します。
チタンアパタイトフィルター・・・菌やウイルス全般に対するもの
そもそもこれらを取り付けなくても、空気清浄機能に支障はありません。
ただ、ウイルスなどの対策を重視するのであれば、使った方が良いものになります。
そして、もし使用する場合は注意点が3つあります。
目安は約1年となっているので、使い続けようと思うとランニングコストが掛かります。
ちなみに、だいたい以下のような価格で販売されています。
・チタンアパタイトフィルター(KAFC089A4)・・・2,500円前後
※価格は変わる場合があります
これくらいの価格で約1年使えるのであれば、あまり躊躇することなく使えるのではないでしょうか。
「バイオ抗体フィルター」と「チタンアパタイトフィルター」の併用はできません。
さほど値段が高いものでもないですし、1年毎だと注文するのを忘れそうだから、2つ3つ買い置きしておきたいと思う人もいるかもしれません。
ただ、「未開封の状態でも効果が少しずつ低下していく」ということです。
メーカーも買い置きはおすすめしないと言っているので、使用する場合はその都度購入したほうが良いです。
ダイキン バイオ抗体フィルター↓
ダイキン チタンアパタイトフィルター↓
まとめ
ダイキンの空気清浄機、MC555AとMC554Aの違いについて紹介しました。
性能などに違いはなく型番だけの違いなので、どちらを選んでも大丈夫です。
ただ、MC555Aには、ビックカメラやケーズデンキのオリジナルモデルもあります。
それらは、MC555Aとは若干仕様が異なっているので、MC555Aを検討しているのであれば、把握しておいたほうが良いでしょう。
あとは、知っておきたいポイントなども含めて検討するのが良いと思います。
2025年モデルのMC555A↓
2024年モデルのMC554A↓