オーブンレンジ、シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aの違いについて紹介します。
発売年は以下の通り。
バルミューダ K04A:2017年
この2機種の違いを簡単にまとめると以下のようになっています。
・搭載モードや自動調理メニュー (RE-SD18Aは多い、バルミューダは必要最小限)
・レンジの出力
・オーブンの温度調節範囲
・サイズや重さ
・設置条件
どちらもシンプルな商品ですが、シャープのRE-SD18Aのほうが、グリル機能や、いろいろな自動調理メニューが付いていて、一般的なオーブンレンジのイメージです。
逆に、グリル機能や、様々な自動調理メニューがなく、必要最小限なくらいにシンプルにしたものがバルミューダK04Aになります。
記事中では、具体的に違いを見ていき、口コミでよく言われている、それぞれのオーブンレンジの気になる点などもあわせて紹介します。
シャープ RE-SD18A ブラック系↓
バルミューダ K04A-BK ブラック↓
バルミューダ K04A-WH ホワイト↓
バルミューダ K04A-SU ステンレス(シルバー)↓
目次
シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aの違い
グリルの有無
シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aでは、グリル機能の有無に以下の違いがあります。
バルミューダ K04A:グリルなし
グリルもあったほうが良い場合は、シャープRE-SD18Aを選びましょう。
搭載モードや自動調理メニュー
基本的には、搭載されているモードや自動調理のメニュー数は、シャープRE-SD18Aのほうが多いです。
バルミューダK04Aのほうは、必要最小限になっているイメージです。
まず、どのようなモードが搭載されているか比較してみます。
シャープRE-SD18Aのほうだけ、グリル機能があることは先ほど紹介しました。
その他の違いとしては以下のようになります。
・自動の冷凍食品あたため機能が、シャープRE-SD18Aは複数の冷凍食品に対応、バルミューダK04Aは「冷凍ごはん」に特化
・シャープRE-SD18Aのほうにだけ「バルメニュー」がある
ひとつずつ詳しく見ていきます。
自動調理メニューは複数付いているのが一般的ですが、バルミューダK04Aは「飲み物」に特化しています。
自動調理メニューを比較すると以下のようになっています。
※シャープRE-SD18Aには「バルメニュー」という自動調理メニューが5つ用意されていますが、これは別途紹介します。
シャープRE-SD18Aのほうは、いろいろな自動調理メニューがあります。
それに対して、バルミューダK04Aは「飲み物」に特化していて、その中でも「ミルク・コーヒー・熱燗」に対応しています。
シャープRE-SD18Aは複数の冷凍食品のあたために対応しているのに対し、バルミューダK04Aは「冷凍ごはん」に特化しています。
シャープRE-SD18Aの取扱説明書に記載されている冷凍食品は以下のものです。
※ここに書かれていない冷凍食品については、「冷凍食品あたため」であたためることはおすすめできないということになっています
焼きそば
丼の具
ピラフ
チャーハン
弁当 (ごはん付きまたはおかずのみ)
オムライス
シュウマイ
野菜 (里いも・かぼちゃ・ミックスベジタブル)
バルミューダK04Aは、冷凍ごはん(1杯約150g想定)を、1杯と2杯どちらか選んであたためできます。
「バルメニュー」というのは、自宅で手軽にバルのような気分が楽しめる、バルメニューが作れるというものです。
シャープRE-SD18Aのほうにだけ付いていて、以下のメニューがあります。
このように、搭載モードや自動調理メニューについては、シャープRE-SD18Aのほうが多く、バルミューダK04Aは非常にシンプルです。
レンジの出力
レンジの出力について以下の違いがあります。
バルミューダ K04A:800W・600W・500W・100W
シャープRE-SD18Aの900WとバルミューダK04Aの800Wは、短時間高出力機能で最大で約3分間の運転です。
オーブンの温度調節範囲
オーブンの温度調節範囲には以下の違いがあります。
バルミューダ K04A:発酵(40℃)・100~250℃
シャープRE-SD18Aは、250℃での運転時間は約1分間で、その後は自動的に200℃に切り替わります。
バルミューダK04Aは、210~250℃での運転時間は約3分間です。その後は自動的に200℃に切り替わります。
サイズや重さ
サイズと重さは以下の違いがあります。
シャープ RE-SD18A:幅45.5cm×奥行37.5cm×高さ33.0cm
バルミューダ K04A:幅45.0cm×奥行36.2cm×高さ33.0cm
シャープ RE-SD18A:約14kg
バルミューダ K04A:約12kg
本体サイズや重さについては、ほぼ似たような感じです。
若干ですが、バルミューダK04Aのほうがコンパクトで、重さも軽くなっています。
設置条件 (かなり重要)
本体を設置する場合に、トータルでどれくらいのスペースが必要になるのか。
実は、シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aを比較する上で、設置条件は盲点になっている、かなり重要なポイントです。
というのも、けっこう違いがあります。
バルミューダ K04A:上方10cm以上、右10cm以上
バルミューダK04Aは、排気口が前面と右側面に付いているので、右側面に10cm以上のスペースが必要です。
それに対して、シャープRE-SD18Aは、排気口が背面と両側面に付いていて、それぞれ10cm以上のスペースが必要です。
つまり、バルミューダK04Aに比べて、シャープRE-SD18Aのほうは、より広いスペースが必要です。
具体的に、最低でも以下のスペースが必要になります。
バルミューダ K04A:幅55.0cm×奥行36.2cm×高さ43.0cm
幅や奥行が10cm近く違ってきます。
10cmというとけっこう大きな違いだと思うので、トータルで必要なスペースは必ず把握しておきましょう。
また、どちらにしても、窓ガラスがある場合は排気口とは20cm以上離す必要があります。
ただ、それだけ離しても温度差によって割れることがあるそうなので、窓ガラス付近には極力置かないほうが良いでしょう。
シャープ RE-SD18A ブラック系↓
バルミューダ K04A-BK ブラック↓
バルミューダ K04A-WH ホワイト↓
バルミューダ K04A-SU ステンレス(シルバー)↓
シャープRE-SD18Aの気になる口コミ
扉が「バタンっ!」と閉まる
バネが強いのか、扉を閉めるときにわりと大きな音を立てて「バタンっ!」と閉まるのが気になるという意見があります。
人によってはうるさいと感じる人もいるかもしれません。
もし、使ってみて気になるようであれば、気を使って「そーっと」扉を閉める必要があります。
メニューが庫内にあるので見づらい
シャープRE-SD18Aは、メニューとバルメニューをあわせて、23の自動調理メニューが用意されています。
メニュー番号は、ぱっと見で分かりやすいように、本体の扉部分やボタン操作部分の近くに記載されているレンジが多いです。
ただ、シャープRE-SD18Aは、庫内のフラットテーブルの手前に自動加熱メニューが記載されています。
そのため、メニューが見づらいという意見がありました。
使う方の視力だったり、レンジを置いている場所などによるところもあると思います。
ちなみに、本体のディスプレイには、メニューの番号は出ますが内容は表示されません。
頻繁に使うメニューは、すぐに番号を覚えてしまうと思うのでさほど問題にはならないと思いますが、「庫内にメニューがある」というのは知っておきましょう。
脚が滑りやすい
レンジの脚が滑りやすくて、本体が動きやすいという意見があります。
サイズギリギリの台などに置くような場合は注意したほうが良いです。
ただ、気になるような場合でも、滑り止めのマットや滑り止め対策の商品で対応できるので、さほど大きな問題にはならないと思います。
バルミューダK04Aの気になる口コミ
トースト機能がない
バルミューダK04Aには、トースト機能は付いていません。
なので、「トースト機能がないのが残念」という意見があります。
ただ、正確に言うと、トースト機能は付いていませんが、焼けないことはありません。
オーブン調理で、トーストを作ることはできます。
例えば、「バルミューダ レンジ トースト」などで検索すると、実際に作ってみた人がいるので参考になります。
メーカーとしては、オーブンレンジによるトーストについて以下のように言っています。
一応できないことはないけど、トースターを使うことをおすすめしますということです。
また、シャープRE-SD18Aには自動メニューにトーストがありますが、目安としては、途中で裏返しが必要で、1枚:約5分30秒、2枚:約6分の時間がかかります。
オーブンレンジでトーストを作りたいという方は、そこそこ時間が掛かるということは知っておきましょう。
解凍が少し弱め
解凍が少し弱いという意見があります。
再度加熱したり、最初から時間を少し長めにして対応している方もいました。
ただ、特に問題ないという方もいます。
仮に解凍が弱いと感じても、再加熱などで対応することが許容できるなら、そんなに問題ではないかと思います。
共通の気になる口コミ
温めムラについて
「温めムラや焼きムラがある」という口コミは、シャープRE-SD18A、バルミューダK04A、両方あります。
バルミューダK04Aのほうが発売時期が早く口コミ数も多いですが、相対的にバルミューダK04Aのほうが「ムラがある」という意見が多い印象を受けました。
ただ、他のオーブンレンジの口コミでも、「ムラができる」という意見はたいていあるんですよね。
どのくらいの量のどんな食品を調理するかによっても、変わってくるかもしれません。
逆に、特に問題ないという人もたくさんいるので、評価としては難しいところです。
実際は、使ってみなければ分からないというのが正直なところでしょう。
なので、軽視するわけではありませんが、その他の「ここはゆずれない」という部分で選んだほうが良いかもしれません。
また、バルミューダの公式サポートページには、均等にあたためるための適切な方法が書かれています。
以下は公式ページに書かれていることです。
・食品を庫内の中心よりやや奥に置く。
・食品の厚みはなるべく均等にする。
・蓋のない容器はラップやレンジ用の蓋を被せる。
・汁物や液状の食品は、一定時間加熱後に混ぜ合わせる。
実際のページには、もう少し具体的に書かれているので、気になる方は確認してみて下さい。
庫内が小さめ
庫内のサイズがやや小さいという意見があります。
シャープ RE-SD18A:幅35.5cm×奥行29.5cm×高さ16.5cm
バルミューダ K04A:幅35.3cm×奥行29.3cm×高さ16.8cm
シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aで、ほぼ同じような広さです。
容量が18Lのレンジとしては狭い印象はないですが、高さがそんなに高くない感じはするので、そこは知っておいたほうが良いでしょう。
上部ヒーターがむき出しで掃除しにくい
シャープRE-SD18A、バルミューダK04Aともに、庫内上部のヒーターがむき出しになっています。
そのため、その部分の掃除がしにくいという意見があります。
これは構造上、仕方がないでしょう。
ネット上の写真だと、庫内の上部を写しているものは少ないので、ここも知っておきたいポイントです。
ただ、シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aであまり差はありません。
シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aの仕様比較
製品名 | シャープRE-SD18A | バルミューダK04A |
---|---|---|
総庫内容量 | 18L | 18L |
電源 | AC100V 50Hz/60Hz | AC100V 50Hz/60Hz |
グリル | ○ | × |
オーブン温度調節 | 発酵(40℃)、110~250℃ | 発酵(40℃)、100〜250℃ |
レンジ高周波出力 | 900W・600W・500W・200W | 800W・600W・500W・100W |
外形寸法(ハンドル除く) | 幅455mm×奥行375mm×高さ330mm | 幅450mm×奥行362mm×高さ330mm |
庫内寸法 | 幅355mm×奥行295mm×高さ165mm | 幅353mm×奥行293mm×高さ168mm |
本体重量 | 約14kg | 約12kg |
電源コードの長さ | 1.4m | 1.4m |
シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aの選び方
・グリルが必要
・様々な自動調理メニューがあった方が良い
※バルミューダK04Aに比べて、スペースが必要な点に注意
シャープ RE-SD18A ブラック系↓
・グリルは不要
・様々な自動調理メニューは不要 (必要最小限でOK)
バルミューダ K04A-BK ブラック↓
バルミューダ K04A-WH ホワイト↓
バルミューダ K04A-SU ステンレス(シルバー)↓
まとめ
オーブンレンジ、シャープRE-SD18AとバルミューダK04Aの違いについて紹介しました。
この2機種は、機能的には以下の2つが大きな違いです。
・自動調理メニューの数
上記の2つにに焦点をあてて選び分けるのが良いと思います。
ただ、シャープRE-SD18Aを選ぶ場合には、バルミューダK04Aに比べて、トータルでやや広いスペースが必要になるので、その点は必ず把握しておきましょう。
シャープ RE-SD18A ブラック系↓
バルミューダ K04A-BK ブラック↓
バルミューダ K04A-WH ホワイト↓
バルミューダ K04A-SU ステンレス(シルバー)↓