日立のオーブンレンジ、ヘルシーシェフのMRO-S8AとMRO-S8Zの違いを紹介します。
この2機種は発売年の違う新旧モデルです。
MRO-S8Z:2021年7月
違いを簡単にまとめると以下になります。
・カラー展開
ご覧のように新モデルのほうが、オートメニュー数が増えています。
なので、増えているオートメニューがあったほうが良ければMRO-S8Aのようが良いです。
ただ、オートメニュー数に関しては、正確に言うと少し違う点があるので、記事中で詳しく紹介します。
また、その他に知っておいた方が良いポイントもあるので、あわせて紹介しますね!
2022年モデル。日立 MRO-S8A ホワイト↓
2022年モデル。日立 MRO-S8A ブラック↓
2021年モデル。日立 MRO-S8Z ホワイト↓
2021年モデル。日立 MRO-S8Z レッド↓
目次
MRO-S8AとMRO-S8Zの違い
オートメニュー数
MRO-S8AとMRO-S8Zでは、オートメニュー数に以下の違いがあります。
MRO-S8Z:97
これは、日立の公式ホームページで商品の仕様に書かれている数字です。
結論としては、MRO-S8Aのほうがメニュー数が増えたと言えるんですが、この数字には間違いがあると思われるので詳しく紹介します。
まず、オートメニューのレシピの中には、「応用メニュー」というものがあります。
※全てのレシピに応用メニューがあるわけではありません
例えば以下のような感じです。
オートメニュー019の応用:ビーフハンバーグ
オートメニュー019の応用:ピーマンの肉詰め
オートメニューの19番が「ハンバーグ」ですが、それを利用すると、「ビーフハンバーグ」や「ピーマンの肉詰め」もできますよというものです。
そして、「通常メニュー」と「応用メニュー」を足したものが「オートメニュー数」になっているんですが、どうもMRO-S8Zのほうは応用メニューが足されていないと思われます。
実際に応用メニューもカウントすると、以下のようになります。
MRO-S8Z:118
MRO-S8Zのほうが、むしろメニューが多くなったように見えますね。
しかし、解凍のメニューに変更があり、そこも含めて考える必要があるので、次に紹介します。
ちなみに、オートメニューを詳しくご覧になりたい場合は、以下のページから確認できます。
MRO-S8Zは、「ひき肉」、「刺身」のように解凍のメニューが食材毎に分かれていました。
それがMRO-S8Aでは、「解凍」と「半解凍」というメニューに集約され、具体的には以下のように変わっています。
このように、MRO-S8Zは「解凍メニューが食材毎になっている」ため、その分メニュー数が多くなっています。
そう考えると、MRO-S8AとMRO-S8Zで実際はオートメニューにさほど違いはなく、MRO-S8Aのほうが少しだけ増えていると言えます。
では、具体的に何が増えたのか紹介します。
MRO-S8Aになって増えたメニューは、以下の3つになります。(解凍メニューの変更は除く)
・豚と野菜の塩昆布焼き
・鶏と野菜のみそマヨ焼き
このように、「解凍」のメニューが集約されて上記メニューが増えたので、結果的にMRO-S8Aのオートメニューが、上記メニュー分だけ増えたと言えるでしょう。
上記メニューがあったほうがよければMRO-S8Aのほうがいいですし、逆に上記メニューは不要で、解凍メニューが細かく分かれていた方がよければMRO-S8Zのほうが良いです。
カラー展開
MRO-S8AとMRO-S8Zでは、カラー展開が異なります。
それぞれ2種類のカラーがあり、ホワイトは共通ですが、もう一つはブラックとレッドという全く異なるカラーになっています。
また、ハンドル部分や、本体のデザインなども若干変わった部分があります。
この辺はお好みで選ぶと良いでしょう。
2022年モデル。日立 MRO-S8A ホワイト↓
2022年モデル。日立 MRO-S8A ブラック↓
2021年モデル。日立 MRO-S8Z ホワイト↓
2021年モデル。日立 MRO-S8Z レッド↓
その他の知っておきたいポイント
オーブン使用時、上部が熱くなる
「オーブンを使ったときに、本体の上部がかなり熱くなる」という意見がいくつかあります。
必要なスペースについてはあとで詳しく紹介しますが、上方は10cm以上あけることになっています。
ただ、それだけあけても不安という人もいるので、なるべく上方には何もないような場所に置いたほうが良いかもしれません。
液晶が見えにくい時がある
「液晶にバックライトが付いていないため、見えにくいことがある」という意見があります。
影になってしまうようなところには置かない方が良いです。
出力について
出力については勘違いしている方の口コミを見かけたので紹介します。
「レンジが手動では600Wが最大」と書いている方がいましたが、これは誤りです。
実は手動で出力を設定する場合には、2つの方法があります。
レンジ発酵ボタン:800W → 600W → 500W → 200W → 100W → スチームレンジ発酵
上記のように、手動で出力を選ぶ際に「簡単レンジボタン」と「レンジ発酵ボタン」の2つのボタンがあります。
よく使う「600Wと500W」用として「簡単レンジボタン」があります。
そのため「手動では600Wが最大」と言っている方は、「簡単レンジボタン」のことを言っていると思われます。
もう一つの「レンジ発酵ボタン」を使うと、800W~100Wとスチームレンジ発酵の中から選ぶことができます。
注意したいのは「1000W」で、「1000W」については手動で設定することはできません。
一部のオートメニューの時にのみ働くことになっています。
必要なスペース
レンジ類を設置する場合は、本体周りに必要なスペースも含めて把握しておいた方が良いです。
中には左右に最低でも10cmくらい必要な商品もあり、想定よりも広いスペースが必要なこともあります。
MRO-S8AとMRO-S8Zは共通で、以下のスペースが必要です。
左右:4.5cm以上
後方:0cm
上記を踏まえ、本体を含めて実際に必要になるスペースは以下になります。
幅487×奥行430×高さ365mm
幅577×奥行430×高さ465mm
幅は本体+9cmが必要なので、やや広めになります。
この点を考慮して設置場所を考えておきましょう。
まとめ
日立のヘルシーシェフ、MRO-S8AとMRO-S8Zの違いを紹介しました。
MRO-S8Zでは食材毎に分かれていた解凍メニューが、MRO-S8Aでは「解凍」と「半解凍」になりシンプルになったこと。
MRO-S8Aは「解凍」以外の部分ではオートメニューが3つ増えたこと。
この辺の違いと、あとはデザインやカラーの好みで選び分けると良いでしょう。
2022年モデル。日立 MRO-S8A ホワイト↓
2022年モデル。日立 MRO-S8A ブラック↓
2021年モデル。日立 MRO-S8Z ホワイト↓
2021年モデル。日立 MRO-S8Z レッド↓