アイリスオーヤマの炊飯器、RC-IL50とRC-ISA50の違いについて詳しく紹介します。
RC-IL50:2021年8月 ※
RC-ISA50:2023年11月
※カラーによって発売日が異なるものがあります。1番最初に発売された年月を記載しています
RC-ISA50のほうが新しい商品で、見た目は似た感じがしますが以下の違いがあります。
・低温調理機能 (RC-IL50のみ)
・パン・ケーキ機能 (RC-IL50のみ)
・早炊き時間 (RC-ISA50のほうが早い)
・本体の仕様 (デザインやサイズなど)
簡単に言えば、炊飯メニューが多かったり調理機能が付いていたり、機能が多いのがRC-IL50。
炊飯ということに限ってみれば、早炊きの時間が早いのはRC-ISA50です。
記事中では違いについて詳しく見ていきます。
アイリスオーヤマ 炊飯器 5.5合 RC-IL50↓
アイリスオーヤマ炊飯器 5.5合 RC-ISA50↓
目次
RC-IL50とRC-ISA50の違い
炊飯メニュー
RC-IL50のほうが炊飯メニューが多く、RC-ISA50はメニューが少なくなりシンプルになっています。
炊飯メニューは大きく3つに分けて比較できます。
かたさ:やわらか、ふつう、かため
食感:もっちり、ふつう、しゃっきり
食感:やわらか、ふつう、かため
まず「やわらか、ふつう、かため」の言葉の使い方が、RC-IL50では「かたさ」、RC-ISA50では「食感」となり少しややこしいです。
簡単に言えばRC-IL50では「かたさ(3通り)×食感(3通り)=9通り」の炊き上がりを選べましたが、RC-ISA50では「やわらか、ふつう、かため」の3通りだけになりました。
RC-ISA50ではヘルシーメニューが3つ減りました。
玄米
麦飯
雑穀米
おこわ (RC-IL50のみ)
胚芽米 (RC-IL50のみ)
低糖質 (RC-IL50のみ)
ちなみに「低糖質」というのは、通常の炊飯器よりお米に水分を多く保持させることで糖質を抑制する炊き方です。
おこのみ炊きというのは、料理や食べ方に合わせてご飯が炊ける機能です。
例えばカレーであれば「ルーと絡みやすいしゃっきりとしたごはん」。
丼であれば「つゆがしみ込んでも粒感が残る」という具合。
この機能はRC-IL50だけに付いていて以下のメニューがあります。
すし飯
丼
カレー
冷凍
食物繊維
「食物繊維」というのは、温度を適切にコントロールして炊き、ごはんに含まれる難消化テンプン(食物繊維成分)を増加させる炊き方です。
ただこれは、炊き上がるのに約165~180分かかります。
このように炊飯メニューについては、メニューが多いのはRC-IL50で、シンプルなのはRC-ISA50です。
低温料理機能
28~75℃の温度設定で様々な調理ができる「低温調理機能」。
RC-IL50のほうにだけ低温調理機能が付いています。
説明書には「サラダチキン」や「パンの生地発酵」のレシピが載っていますが、アイリスオーヤマの公式ページでは以下のレシピが載っています。
・煮豚
・サラダチキン
・ミートローフ
・煮込みハンバーグ
・ローストポーク
・自家製ツナ
・豆腐のヘルシーつくね
・鯖味噌
・いわしの梅煮
・いかめし
・カッテージチーズ
・かに玉
・温泉卵
・ヨーグルト
・甘酒
パン・ケーキ機能
パン・ケーキ機能は出来立てのパンやふわふわなケーキも簡単に作れる機能です。
この機能もRC-IL50にだけ付いています。
こちらもアイリスオーヤマのページで様々なレシピが公開されています。
・チーズケーキ
・基本パン
・ごはん入りパン
・玄米パン
・もち麦パン
・雑穀パン
・生チョコケーキ
・りんごケーキ
・バナナケーキ
・サツマイモケーキ
・ちぎりパン
・プリンケーキ
・マーラーカオ
また、RC-IL50限定メニューとして、低糖質モードで炊飯する「カリフラワーライス」があります。
炊飯時間
RC-ISA50はRC-IL50に比べ、早炊きの時間が早くなりました。
RC-IL50:約30~45分
RC-ISA50:約25~35分
RC-IL50の口コミでは「炊飯時間が長め」という意見があったので、早炊きに関してはそこが改善された形です。
ただ、「早炊き以外」についてはそんなに大きな差はない印象です。
両方に存在するメニューで、炊き上がりの時間が違うものは以下のようになっています。
※かたさなどの食感を選ぶ炊き方についてはRC-IL50が9通り、RC-ISA50が3通りで単純比較ができないので考慮していません
炊飯メニュー | RC-IL50 | RC-ISA50 |
---|---|---|
こしひかり | 約50~60分 | 約50~65分 |
あきたこまち | 約50~75分 | 約50~70分 |
ひとめぼれ | 約55~60分 | 約55~65分 |
ヒノヒカリ | 約50~60分 | 約50~65分 |
炊き込み | 約55~65分 | 約50~70分 |
おかゆ | 約50~60分 | 約55~65分 |
玄米 | 約60~75分 | 約65~80分 |
雑穀米 | 約60~70分 | 約60~75分 |
本体の仕様 (デザインやサイズなど)
本体のデザインや、サイズ、重さなどの仕様も若干違います。
その中でも重要なポイントの一つが、フタを開くボタンの位置の違いです。
RC-ISA50:本体上部
RC-IL50の口コミでは、「フタを開くボタンが前面にあるのが慣れない」という意見がけっこうありました。
ボタンが本体上部にある炊飯器を使っていた人にとっては、慣れるまで使いにくい感じがするようです。
逆に、もともと本体前面にボタンが付いているものを使っている場合は、特に問題にはならないでしょう。
RC-IL50のほうがシャープな感じで、RC-ISA50は少し丸みを帯びたデザインになっています。
また、RC-IL50のほうが、食感の細かい設定だったり、低温調理やパン・ケーキ機能など機能が豊富です。
そのため、操作ボタンや操作パネル部分に表示される情報はRC-IL50のほうが多いです。
逆にRC-ISA50はRC-IL50に比べ、操作パネル部分はシンプルになっています。
RC-IL50とRC-ISA50のサイズや重さ、消費電力は以下のような違いがあります。
RC-IL50:約25.3×約31×約20.6
RC-ISA50:約26×約30×約20.8
RC-IL50:約4.3kg
RC-ISA50:約3.9kg
RC-IL50:165.6Wh
RC-ISA50:158.5Wh
一応知っておいたほうが良いですが、ちょっとした違いなので、そんなに気にしなくてもよいでしょう。
RC-IL50のほうが、多くのカラーがあり、ピスタチオグリーンなど、オシャレな色もあります。
RC-ISA50はシンプルにブラック、ホワイトです。
RC-IL50とRC-ISA50の選び方
RC-IL50向き
(「やわらか、ふつう、かため」に加え、「もっちり、ふつう、しゃっきり」)
・低温調理機能が必要
・パン・ケーキ機能が必要
・おこのみ炊き機能が必要 ※2
・おこわ、胚芽米、低糖質メニューが必要
※1 通常に炊く場合に設定可能で、早炊きなどでは設定できません
※2 料理や食べ方に合わせたご飯を炊いてくれる機能
炊き上がりの細かい設定だったり、調理機能なども付いているのが魅力です。
ただし、炊き上がりの時間が少し長めであること。
また、フタを開くボタンが本体前面に付いているので、上部のボタンに慣れている人は押しにくく感じる可能性があります。
そこが問題なければRC-IL50のほうが良いでしょう。
アイリスオーヤマ 炊飯器 5.5合 RC-IL50↓
RC-ISA50向き
・シンプルにご飯が炊ければ良い (調理機能などは不要)
・早炊きではなるべく早くご飯が炊けた方が良い
※ 通常に炊く場合に設定可能で、早炊きなどでは設定できません
RC-IL50ほどの機能は不要で、シンプルにご飯が炊ければよく、特に早炊きでなるべく早くご飯が炊けた方が良いならRC-ISA50のほうが良いです。
アイリスオーヤマ炊飯器 5.5合 RC-ISA50↓
まとめ
アイリスオーヤマの炊飯器、RC-IL50とRC-ISA50の違いを紹介しました。
RC-IL50のほうが多くの機能が付いています。
炊き上がりの細かい設定だったり、調理機能が付いていたり。
それらの機能が必要な場合はRC-IL50の方が良いです。
逆にシンプルにご飯が炊ければ良く、早炊きではなるべく早く炊けた方が良いならRC-ISA50の方を選びましょう。
RC-ISA50では早炊き時の火力がアップして、炊き上がり時間が早くなっていますよ!
アイリスオーヤマ 炊飯器 5.5合 RC-IL50↓
アイリスオーヤマ炊飯器 5.5合 RC-ISA50↓