ブラウンハンドブレンダーマルチクイックの違いを比較しました。
また、氷や離乳食にはどれがいいのかなど、マルチクイックの選び方を詳しく紹介します。
ブラウンのハンドブレンダーは種類が多くて最初は戸惑うかもしれませんが、
・付属するアタッチメントの違い
・本体の回転数などの性能の違い
の2つのポイントに絞って違いを比較するとすごく分かりやすくなりますよ♪
氷はアタッチメント(ビッグチョッパ―)がないとできませんし、離乳食もアタッチメントがあったほうがいろんなバリエーションが作りやすくなります。
どのマルチクイックがあっているのか、選び方をできるだけ分かりやすく紹介しますね!
シンプルで軽量、値段も手頃なので離乳食作りにおすすめ↓

21段階の細かいスピード調節ができ、氷も砕けます↓

握る強さでスピード調節ができ、スライスやせん切りなど多彩な調理が可能↓

目次
ブラウンハンドブレンダーの種類
まず、ブラウンハンドブレンダーにはどれくらいの種類があるのか、一覧で見てみましょう。
名称 | 型番 |
---|---|
マルチクイック1 | MQ100 |
マルチクイック3 | MQ3035 |
マルチクイック5 | MQ500、MQ535 |
マルチクイック5ヴァリオ | MQ5045、MQ5075 |
マルチクイック5ヴァリオフィット | MQ5035、MQ5064 |
マルチクイック7 | MQ700、MQ735、MQ738、MQ745、MQ775、MQ778 |
マルチクイック9 | MQ9035X、MQ9075X |
私も初めて見たときは、「これだけあるけどいったい何が違うの?誰か教えて~(涙)」という感じで、若干パニック状態に!
ただ、いろいろ調べてみると、まず2つのポイントに絞って考えれば、意外とシンプルだということに気付きました。
そのポイントを踏まえた選び方について次で詳しく紹介しますね!
ブラウンハンドブレンダーの選び方
選び方のポイントなんですが、上の表の横のラインと縦のラインで考えるとすごく分かりやすくなります。
横のライン(型番)の違いは、付属するアタッチメントの違いです。
本体だけだと「つぶす・混ぜる」だけですが、アタッチメントがあることで、「泡立てる、刻む、スライスする、氷を砕く」などができるようになります。
要するに、できることが増えて調理の幅が広がるんです。
また、縦のライン(マルチクイック1、3、5、5ヴァリオ、5ヴァリオフィット、7、9)は、本体の機能や性能に違いがあります。
パワーが違う、回転速度が調節出来る、握るだけで回転速度を変えられる、誤操作を防ぐためのセーフティロックが付いているなどです。
ですので、「横のライン+縦のライン=どういう調理がしたいのか+どういう機能や性能が欲しいのか」の2つで考えていきましょう!
横のライン(付属のアタッチメントの違い)から選ぶ
同一のラインで複数の型番があるものは、本体の性能は同じで付属するアタッチメントが違います。
※厳密に言うと、マルチクイック7に関しては本体の性能(回転数など)が多少違うものがありますが、微妙な違いなのでほぼ同じとみなします
アタッチメントには、泡立て器、チョッパー、ビッグチョッパ―、フードプロセッサー、スパイラライザー、スパイスグラインダーがあります。
それぞれのアタッチメントの役割はあとで簡単に紹介しますが、まずは以下の表をご覧ください。
どの型番にどのアタッチメントが付いていて、どんな調理ができるのかを一覧にしたものです。
※アタッチメントが付属していないMQ100、MQ500、MQ700でも「つぶす・混ぜる」は全て共通でできます。また、アタッチメントは後から買い足すこともできます
例えば、氷を砕きたいのであればビッグチョッパ―が必要ですが、付属しているのはMQ5045、MQ5064、MQ745だけです。
自分がやりたい調理はどの型番であればできるのか、ここからある程度絞っていきましょう!
それぞれのアタッチメントの役割を簡単に見ておきますね!
生クリームや卵白の泡立て、ケーキの材料などを混ぜるのに使います。
粘り気の強い食材はワイヤーが破損するおそれがあるので使えません。
「刻む」に特化したアタッチメントで容量は500ml。
肉、チーズ、玉ねぎ、ハーブ、にんにく、にんじん、ナッツ類などのみじん切りに使います。
コーヒー豆、氷、凍った食材、香辛料、穀物などのかたい食材には使えません。
チョッパーの「刻む」に加えて、アイス用カッターを使うことで「氷を砕く」ことができます。容量は1250ml。
肉、チーズ、玉ねぎ、ハーブ、にんにく、にんじん、ナッツ類などのみじん切りや、氷を砕く(クラッシュアイス)ときに使います。
みじん切りの場合、コーヒー豆、氷、凍った食材、香辛料、穀物などのかたい食材には使えません。
チョッパーの「刻む」に加えて、「生地を混ぜる」「生地をこねる」「スライス」「せん切り」ができます。容量は1500ml。
ひき肉、魚のすり身、野菜のみじん切り、パン粉などのみじん切りに使います。
また、パンケーキ生地やケーキ生地など、軽めの生地を混ぜたり、パン生地やペストリー生地をこねたり、野菜のスライスやせん切りにも使えます。
みじん切りの場合、コーヒー豆、氷、凍った食材、香辛料、穀物などのかたい食材には使えません。
家族分など作る量が多い場合は、容量の多いフードプロセッサーがおすすめです。
野菜や果物をパスタ麺のように細長く切ることができます。
凍った食材には使えません。
スパイラライザーは、マルチクイック5ヴァリオフィットのMQ5064にしか付属していないアタッチメントです。
スパイスやコーヒー豆などを挽くのに使います。
トウモロコシ、クルミ、製菓用チョコレート、ハードチーズ、飴(キャンディなど飴菓子)、乾燥していない食材には使えません。
スパイスグラインダーは、マルチクイック7のMQ738とMQ778にしか付属していないアタッチメントです。
アタッチメントには上記のような役割があるので、やりたい調理ができるアタッチメントが付属してくる型番を、まずは選んで下さいね!
縦のライン(本体の性能や機能の違い)から選ぶ
次に縦のラインですが、基本的にはマルチクイックの数字が大きくなるにつれて高機能になり、パワーも強くなっていくイメージです。
機能に関しては、主に以下のような違いがあります。
名称 | 主な機能 |
---|---|
マルチクイック1 | ・スピードは1段階のみ ・最もノーマルなタイプ |
マルチクイック3 | ・通常とターボの2段階調節 ・+16%撹拌(かくはん)範囲を拡大、より均一な仕上がり |
マルチクイック5 | ・通常とターボの2段階調節 ・ブラウンのスピード調節できるタイプの中では軽量 |
マルチクイック5ヴァリオ | ・通常で21段階の速度調節ができ、ターボも付いている |
マルチクイック5ヴァリオフィット | ・通常で21段階の速度調節ができ、ターボも付いている ・唯一、野菜や果物をパスタ麺のように長く切るアタッチメント(スパイラライザー)付きのセットがある |
マルチクイック7 | ・握る強さでスピード調節が可能 ・誤操作を防止するセーフティロック機能付き |
マルチクイック9 | ・握る強さでスピード調節が可能 ・誤操作を防止するセーフティロック機能付き ・+16%撹拌(かくはん)範囲を拡大、より均一な仕上がり ・シャフトが上下に伸縮し撹拌範囲を2.5倍拡大、より細かくより均一な仕上がり ・500Wでパワーが強いからかたいものもあっという間 |
スピード調節が不要であればマルチスティック1ですし、握るだけでスピード調節できたほうがいいなら、マルチスティック7か9になります。
より均一にキレイに混ざることを重視するなら、撹拌範囲の広いマルチスティック9やマルチスティック3を選んだほうがいいでしょう。
子供が触るのが心配なら、ロック機能が付いているマルチスティック7や9を選ぶといった具合です。
以上から、横のライン(付属してくるアタッチメントの違い)と縦のライン(機能や性能の違い)の両方で自分の求めているものが分かれば、おのずと絞られてきます。
ただ、本体は決まったけど、どの型番にも欲しいアタッチメントが付いていない!
こういう場合もあるかもしれません。
アタッチメントは別売りでも販売されているので、アタッチメントだけ購入することもできますが、注意しておきたいこともあるので紹介しますね。
別売りアタッチメントについての注意点
ブラウンハンドブレンダーのアタッチメントは、別売りで販売されていて、後から購入することもできます。
ただ、ハンドブレンダーの種類がいろいろある中で、アタッチメントは全て共通のものなのか。
それとも、マルチクイック1、3、5、7、9それぞれに専用のアタッチメントがあるのか。
ここが分からなかったので、メーカーに質問してみました。
すると、共通のもの、専用のもの両方あって、以下のように考えるということです。
大きく、「マルチスティック1」、「マルチスティック9」、「それ以外」の3つに分けて考える
マルチスティック1・・・専用
マルチスティック9・・・専用
マルチスティック3、5、5ヴァリオ、5ヴァリオフィット、7・・・共通
ただし、マルチクイック1とマルチクイック9については、スパイスグラインダーとスパイラライザーのアタッチメントは販売していません。
以上から、アタッチメントを後から検討するのであれば、すべて揃えることもできるし、共通にもなっているマルチスティック3、5、5ヴァリオ、5ヴァリオフィット、7のいずれかを選んだほうがいいというお話でした。
ブラウンハンドブレンダーで氷を砕く場合
ブラウンハンドブレンダーで氷を砕くには、アタッチメントのビッグチョッパ―が必要です。
ビッグチョッパ―が付属しているのは、以下の3つ。
マルチスティック5ヴァリオフィット:MQ5064
マルチスティック7:MQ745
※付属していないくても、別売りで購入することもできます
アイス用カッターが付いてくるので、それをビッグチョッパ―に取り付けることで、氷を砕くことができます。
ちなみに、砕ける氷は家庭用の製氷皿で作った2cm角程度の氷です。
これは、氷を砕けるブルーノなどの他のブレンダーでも同じになっています。
氷を砕くのであれば、泡立て器とビッグチョッパ―がセットになっていて、汎用的に使いやすい、MQ5045やMQ745がおすすめです。
21段階の速度調節ができて、値段も手頃です↓

少し値段は高めですが、握る強さで速度を変えられます↓

ブラウンハンドブレンダーで離乳食を作る場合
離乳食を作るためにハンドブレンダーを購入したという人も多く、ブラウンハンドブレンダーで離乳食を作った人は以下のような意見が多いです。
・洗いやすいのでお手入れも簡単
・時短になるので、ラクだしストレスも減った
ブラウンの以下のページでは、離乳食の初期~後期までのレシピを紹介しているので、離乳食作りの参考になりますよ!
離乳食作りには、ブラウンのどのブレンダーでもOKなんですが、いろんな野菜をみじん切りできるチョッパーもあったほうが、バリエーション豊かな離乳食が作れます。
チョッパーが付属しているのは以下の6つ。
マルチスティック5:MQ535
マルチスティック5ヴァリオフィット:MQ5035
マルチスティック7:MQ735、MQ738
マルチスティック9:MQ9035X
この中で離乳食作りには、シンプルで軽量、値段も手頃なマルチスティック5 MQ535がおすすめです。
ただ、MQ3035やMQ9035Xは他のモデルよりも撹拌範囲が広く、より均一に混ぜることができます。
より仕上がりにこだわるならMQ3035やMQ9035Xがいいでしょう。
シンプルで軽量、値段も手頃なので離乳食作りにおすすめ↓

ブラウンの他モデルより16%撹拌範囲が広く、より均一に混ぜることができます↓

マルチクイック3よりもさらに撹拌範囲が広く、より滑らかでより均一な仕上がりです↓

ブラウンハンドブレンダーの口コミ
楽天やアマゾンの口コミから、ブラウンハンドブレンダーのメリット・デメリットをまとめました!
デメリット
ブラウンハンドブレンダーのコードの長さは全てのモデルで1.2mですが、少し短いという意見があります。
他のブレンダーはどうかというと、だいたい以下のような感じ。
ブルーノ:1.5m
アイリスオーヤマ:1.5~1.7m
バーミックス:1.5m
確かに、他のブレンダーと比べると短めではありますが、1.2mという長さだけを見るとけっこう長いです。
キッチンの端から端で使うような場合は短いかもしれませんが、キッチン内で使うのに届かないとかギリギリっていうことはそうそうないはずです。
それに、使う場所がコンセントから近い場合は、コードが長いと線が余ってしまって、ブラウンの方が使いやすいということもあります。
いずれにしても、使う場所をある程度イメージしておくのが大事です。
ブラウンハンドブレンダーの本体が重いという意見もいくつかありました。
ただ、ブラウンのハンドブレンダーは種類がいくつかあり、それぞれで重さは違います。
一番軽いのはマルチスティック1で565g、その他は700~1000gの範囲です。
こちらも、他のハンドブレンダーの重さを見てみると、以下のような感じ。
ブルーノ:570g
アイリスオーヤマ:800g
バーミックス:975g
※ブレンダー使用時の重さ
こうしてみると、ブラウンのハンドブレンダーが特別重いわけでもないですよね。
重さを重視するのであれば、マルチスティック1、3、5が軽量で使いやすいですよ!
スピード調節機能はないですが、シンプルで値段も安く、軽くて扱いやすいです↓

メリット
お手入れがしやすい
時短になる
介護食にも便利
とにかく調理があっという間にできて、時短にもなるし、手入れがラクだし、もっと早く買っておけば良かった!という意見が多いです。
また、ブラウンハンドブレンダーの特徴として、種類が多く様々な目的に対応しています。
アタッチメントが豊富なので、シンプルな調理から本格的な調理までできますし、スピード調節機能も3種類から選べたり、セーフティロックの有無なども選べます。
ここまでたくさんの種類が出ているハンドブレンダーは、他の商品ではほとんどありません。
だからこそ、最初はあまりの多さに面食らってしまうこともあるかもしれません。
ただ、ポイントさえ分かってしまえばシンプルに見えてきますので、この記事の選び方を参考になさって下さいね!
ブラウンハンドブレンダーマルチクイックを比較
ブラウンハンドブレンダーマルチクイックにはそれぞれどのような違いがあるのか、比較してみていきますね!
マルチクイック1
アタッチメント:なし
ブラウンハンドブレンダーの中で最もシンプル
スピード調節は1段階のみ
最軽量(565g)
値段も安い
複雑な機能はいらないし、速度調節も必要ない。「つぶす」、「混ぜる」だけできれば十分。値段も出来るだけ安いほうがいいという人向き。

マルチクイック3
アタッチメント:泡立て器、チョッパー
通常とターボの2段階のスピード調節ができる
他のモデルより16%撹拌範囲が広いので、より均一な仕上がりになる
ブラウンの他モデル(マルチクイック9を除く)より撹拌範囲が広い。介護食など、食材をよりしっかり混ぜたい人向き。

マルチクイック5
MQ500アタッチメント:なし
MQ535アタッチメント:泡立て器、チョッパー
通常とターボの2段階のスピード調節ができる
スピード調節ができる機種にしては軽量(720g)
全面ソフトグリップで握りやすい
スピード調節はできたほうがいいけど、その他はシンプルで良い。なるべく軽いほうがいいという人向き。離乳食作りにもおすすめ。


マルチクイック5ヴァリオ
MQ5045アタッチメント:泡立て器、ビッグチョッパ―
MQ5075アタッチメント:泡立て器、フードプロセッサー
21段階の速度調節ができる
氷が砕けるビッグチョッパ―付きセットがある
スライスやせん切りができるフードプロセッサー付きセットがある
細かい速度調節がしたい。みじん切、スライス、せん切り、こねるなど、できるだけ調理を任せてヘビーに使いたい人向き。


マルチクイック5ヴァリオフィット
MQ5035アタッチメント:泡立て器、チョッパー
MQ5064アタッチメント:ビッグチョッパ―、スパイラライザー
21段階の速度調節ができる
氷が砕けるビッグチョッパ―付きがある
唯一、野菜ヌードルが作れるスパイラライザー付きセットがある
細かい速度調節がしたい。野菜ヌードルなどヘルシーな料理を手軽に作りたい人向き。


マルチクイック7
MQ700アタッチメント:なし
MQ735アタッチメント:泡立て器、チョッパー
MQ738アタッチメント:泡立て器、チョッパー、スパイスグラインダー
MQ745アタッチメント:泡立て器、ビッグチョッパ―
MQ775アタッチメント:泡立て器、フードプロセッサー
MQ778アタッチメント:泡立て器、フードプロセッサー、スパイスグラインダー
握る力でスピード調整ができる
セーフティロックが付いている
唯一、スパイスやコーヒー豆を挽けるスパイスグラインダー付きセットがある
自在にスピード調整したい。安全装置もあったほうがいい。スパイスやコーヒー豆も挽きたい人向き。






マルチクイック9
MQ9035Xアタッチメント:泡立て器、チョッパー
MQ9075Xアタッチメント:泡立て器、フードプロセッサー
握る力でスピード調整ができる
セーフティロックが付いている
業界最大級500Wパワフルモーター
他のモデルより16%撹拌範囲が広いので、より均一な仕上がりになる
シャフトが上下に伸縮し、従来より2.5倍撹拌範囲が広く、より滑らかでより均一な仕上がりになる
自在にスピード調整したい。パワフルに短時間で均一で滑らかに混ぜたい人向け。


ブラウンハンドブレンダー本体性能比較表
マルチスティック7に関しては、6つある型番のうち、MQ738とMQ778だけは回転数が13,800回になっています。
また、上の表の仕様は、ブレンダーを使用したときのものです。
泡立て器やチョッパーなど、使用するアタッチメントによって、回転数、寸法、質量、連続使用時間、耐熱温度は変わってきます。
まとめ
ブラウンハンドブレンダーマルチクイックについて、選び方をできるだけ分かりやすく紹介しました。
他メーカーと比べても、ブラウンのハンドブレンダーは種類が多いので、最初は戸惑うかもしれません。
ただ、付属するアタッチメントとブレンダーの機能や性能を比較してみると、かなりシンプルになります。
記事中では、2つのポイントを用いた選び方を紹介しましたので、ぜひ目的のハンドブレンダーを見つけて下さいね!
シンプルで軽量、値段も手頃なので離乳食作りにおすすめ↓

21段階の細かいスピード調節ができ、氷も砕けます↓

握る強さでスピード調節ができ、スライスやせん切りなど多彩な調理が可能↓

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