パナソニック海外対応ドライヤーEH-NA9Fは、2021年9月発売の商品です。
前の年の2020年に発売された海外対応モデルはEH-NA5B。
NA5Bの次だと、NA5CとかNA5Dという型番になるはずですが、NA9Fへと変わりました。
もともとパナソニックのドライヤーにはEH-NA9○モデルがあって、海外対応のものより上位のモデルでした。
その上位モデルのラインで海外にも対応させたということで、2020年の海外対応ドライヤー(EH-NA5B)に比べて性能がアップしています。
新モデルになって大きな変更点としては、
・ツヤ感出しや地肌ケアもできる5つのモードを搭載
・速乾ノズルが本体と一体になった
具体的にどのように変更されたのか、記事中で詳しく見ていきますね!
2021年モデルのルージュピンク。旧モデルから機能アップ↓
2021年モデルのピンクゴールド。↓
2020年モデルのペールピンク↓
2020年モデルのブラウン↓
目次
EH-NA9FとEH-NA5Bの違い
パナソニックの海外対応ドライヤーEH-NA9Fは、2020年モデルのEH-NA5Bに比べて機能などが大幅に変わりました。
どのような仕様になったのか、旧モデル(2020年)と比較しながら見ていきますね!
「ナノイー」&ミネラルが搭載された
2020年の海外対応モデルEH-NA5Bでは、「ナノイー」のみで「ミネラルマイナスイオン」は発生しませんでした。
「ナノイー」というのは、一般的なマイナスイオンの約1000倍もの水分が含まれているため、髪のうねりを整え、なめらかな指通りの髪やうるおい地肌が期待できます。
それが、「ナノイー」&ミネラルになったことで、髪のキューティクルの密着効果も期待できます。
その結果、
・紫外線の影響を抑える(UVケア)
なども期待できるようになりました。
紫外線や摩擦ダメージから髪を守るので、より髪に良い効果が期待できます。
5つのモードを搭載
2020年のEH-NA5Bでは、以下のモードしか選ぶことができませんでした。
・強い温風(TURBO)
・弱い温風(SET)
・冷風(COLD)
まぁ、ほぼ一般的なドライヤーですよね。
それが、EH-NA9Fになり5つのモードで髪や地肌を乾かすことができるようになりました。
・毛穴集中モード
・インテリジェント温風モード
・スカルプモード
・スキンモード
一つ一つ簡単に見ていきます
温風と冷風を自動で交互に切り替えて、髪にまとまりを出したり、ツヤツヤでしなやかな髪に仕上げるモードです。
周囲の温度をセンサーが検知し、最適な間隔と風量で毛先の仕上げに適した温風・冷風を交互に発生し、毛先のケアを行うモードです。
室温に合わせて、ドライヤーが風温を自動でコントロールするので、暑い時期でも快適に髪を乾かせます。
優しい温風(約60℃)で、地肌を心地よく乾かせます。
お風呂上りの乾燥しやすい肌に、「ナノイー」とミネラルマイナスイオンを含んだ風で、肌のうるおいを保ち、しっとり肌へ導きます。
このように新しいモデルになって、多彩なモードで乾かすことができるようになりました。
速乾ノズルが本体と一体化
パナソニックのドライヤーが速乾性に優れているのは、速乾ノズルというのがポイントになっています。
ぬれた髪は束になっていますが、そこに強弱差のある風をあてると毛束が素早くほぐれ、結果早く乾かせます。
その強弱差のある風を生み出すのが速乾ノズルです。
2020年のEH-NA5Bでは、速乾ノズルが付属品になっていて、使用したいときに本体に取り付けて使うようになっていました。
2021年のEH-NA9Fでは、本体と一体になっています。
そのため、本体サイズは2020年のEH-NA5Bのほうが、持ち運びやすいサイズとまではいきませんが、ややコンパクトでした。
サイズ:高さ22.7×幅22.2×奥行9.1cm
重さ:約620g(セットノズル含まず)
サイズ:高さ21×幅19.2×奥行8cm
重さ:約545g(速乾ノズル含まず)
EH-NA9Fは高機能になり、旧モデルからは大幅に変わっているので、サイズや重さは少しアップしていますが、この辺は仕方がないところかなと思います。
風量が違う?
1.1㎥/分(AC100-200V・TURBO時)
1.2㎥/分(AC120-240V・TURBO時)
1.2㎥/分(AC100・200V・TURBO時)
1.4㎥/分(AC120・240V・TURBO時)
旧モデルのEH-NA5Bのほうが風量が強いように見えますが、速乾ノズルを装着していない状態での風量になっています。
新モデルのEH-NA9Fは、最初から速乾ノズルが本体に組み込まれているため、その辺の違いもあるかと思います。
※メーカーに確認を取ったわけではありません
なので、そんなに気にすることはないでしょう。
セットノズルの有無
セットノズルを取り付けると風をしぼってあてることができ、セットがしやすくなります。
2020年のEH-NA5Bには付いていませんでしたが、2021年のEH-NA9Fには「セットノズル」が付属しています。
そこまで重視するものではないかもしれませんが、あればあったほうがいいですね。
このようにパナソニックの海外対応ドライヤーは、2020年と2021年では全く別のドライヤーになりました。
2021年のEH-NA9Fは、高機能になった分、値段も高くなっています。
ただ、よりしっとりまとまる髪、髪へのダメージの抑制、多彩なモードなどがあったほうがいい場合はおすすめです。
逆に多彩なモードだったり、髪へのダメージ抑制はそんなに重視しない。
「ナノイー」で乾かせればOKというのであれば、2020年のEH-NA5Bのほうでも大丈夫です。
2021年モデルのルージュピンク。旧モデルから機能アップ↓
2021年モデルのピンクゴールド。↓
2020年モデルのペールピンク↓
2020年モデルのブラウン↓
EH-NA9FとEH-NA5Bの仕様比較
EH-NA9F | EH-NA5B | |
---|---|---|
タイプ | 「ナノイー」&ミネラル搭載 | 「ナノイー」搭載 |
ミネラルマイナスイオン | ○ (吹出口2個) | - |
UVケア効果 | ○ | - |
キューティクル密着 | ○ | - |
静電気抑制 | ○ | ○ |
モード | 温冷リズムモード 毛先集中ケアモード インテリジェント温風モード スカルプモード スキンモード | - |
速乾ノズル | ○ (本体内蔵) | ○ (取り外し式) |
イオンチャージ | ○ | ○ |
冷風 | ○ | ○ |
海外使用 | ○ (AC100-120V/200-240V電源対応) | ○ (AC100-120V/200-240V電源対応) |
電源・電圧 | AC100/120V⇔AC200/240V 50-60Hz | AC100/120V⇔AC200/240V 50-60Hz |
消費電力(約) | 1000W (AC100/200V・TURBO/HOT時) 1400W (AC120/240V・TURBO/HOT時) | 1000W (AC100/200V・TURBO時) 1400W (AC120/240V・TURBO時) |
温風温度 | 約100℃(AC100/200V DRY) 約125℃(AC120/240V DRY) スカルプモード時 約60℃(AC100/200V) | 約80℃(AC100/200V時 TURBO時) 約95℃(AC120/240V時 TURBO時) |
風量 | 1.1㎥/分(AC100-200V・TURBO時) 1.2㎥/分(AC120-240V・TURBO時) | 1.2㎥/分(AC100・200V・TURBO時 ノズル装着なし) 1.4㎥/分(AC120・240V・TURBO時 ノズル装着なし) |
本体寸法 | 高さ22.7×幅22.2×奥行9.1cm | 高さ21×幅19.2×奥行8cm |
本体質量(約) | 約620g(セットノズル含まず) | 約545g(速乾ノズル含まず) |
付属品 | セットノズル C-2プラグアダプター | 速乾ノズル C-2プラグアダプター |
カラー | ルージュピンク ピンクゴールド | ペールピンク ブラウン |
口コミでの評判
2021年モデルのEH-NA9Fはまだ口コミが少ないので、2020年モデルのEH-NA5Bの口コミから紹介します。
デメリット
まじで風量がヤバいぐらい無くて、ショックです。こんなんじゃ冬は風邪ひいてまうわ。
出典:アマゾン
日本で使うと、風がかなり弱いですね。やっぱりこれは海外向けの商品かな…
出典:アマゾン
上記のような感じで、風量が弱いという意見がいくつか見られました。
ただ、断言はできませんが、風が弱いと感じている方は使い方を間違えている可能性があります。
というのも、海外対応なので100-120V地域と200-240V地域の電圧切替スイッチがあるんですが、買った当初は200-240Vに設定されています。
例えば日本で使う場合は100-120Vにする必要がありますが、初期設定のまま使ってしまうと温風温度が低く、風も弱くなってしまうんです。
中には以下のような口コミもありました。
離れて住む家族に送りました。どう?と聞いたら、そよ風レベルで乾かすのに時間がかかる、と。おかしいなぁ、でもそんなドライヤーなのかな?と。数日後、ふと、もしかして海外用にセットされてるんじゃない?と聞いてみたところ写真が送られて来ました。やっぱり!国内仕様に切り替えててもらい、結果、すごく風が強くなって良くなったよ!との事。初めから国内仕様にしておいて欲しかったです。1週間ほど、そよ風で髪を乾かしていた子供が気の毒で。 笑
出典:アマゾン
このように、正しい設定で使うと普通に風は出るので、弱いと感じる場合はまずは電圧の設定を確認してみましょう。
それでもおかしいなと思う場合は、故障(初期不良)の可能性もあるので、問い合わせてみたほうがいいと思います。
海外のドライヤーは音ばかりで乾かないので、タイ駐在にあたりこれを購入。切り替え式なので日本に帰っても使えるのでいいと思う。ただし、旅行に持っていくほどコンパクトではないので、駐在でない場合よく考えてご購入ください。
出典:アマゾン
仕事で月に何度も海外に行きますが、このドライヤーのおかげで髪が爆発しない!風量が弱いとのコメントが多かったですが、ちゃんと電圧変えたら全然日本の自宅で使っているものと変わりません!ただ、大きさは普通のドライヤーなのでスーツケースの場所はとります。軽量ではありません。
出典:アマゾン
意外とコンパクトではないという意見があります。
これは2020年のEH-NA5Bの意見で、2021年のEH-NA9Fでは、本体サイズはもう少し大きくなっています。
サイズ:高さ22.7×幅22.2×奥行9.1cm
重さ:約620g(セットノズル含まず)
これくらいの機能のドライヤーの中では、特にサイズが大きかったり重いというわけではありませんが、持ち運びに向いているサイズとは言えないですね。
なので、海外旅行などに持っていくことを考えている場合は、サイズはしっかり把握しておきましょう。
そういう点も考慮して、購入の判断をしたほうがいいと思います。
メリット
買い替えで、安く購入できました。大変使いやすく音も静かなので大変満足です。髪もしっとりかな。
出典:楽天市場
使ったら髪の毛がサラサラになります。満足です。
出典:アマゾン
乾きも早いし仕上がりも良い。
出典:アマゾン
自宅でもナノケアを愛用していますが、海外でのホテルのドライヤーがあまりにもしょぼいので購入。 家族の感想は ”素晴らしい” ”高級ホテルのものよりも良い” とのこと。 220V仕様を作ってくれてありがとう。
出典:アマゾン
2020年のEH-NA5Bは「ナノイー」だったのが、2021年のEH-NA9Fは「ナノイー」&ミネラルマイナスイオンになっています。
しかも、温冷リズムモードや毛先集中モードなどで乾かすことができるので、より髪への効果を実感しやすい可能性があります。
ただ、中には効果が現れにくい人もいるので、その辺は知っておきましょう。
・強いくせ毛の人
・髪質がサラサラでおさまりがいい人
・縮毛矯正パーマをかけて3~4か月までの人
・髪の短い人
海外対応について
海外対応といっても、どのようなコンセントに対応しているのか見ていきます。
付属品として、C-2プラグアダプターが付いてきます。
なので、上画像の2つのプラグ形状に対応できます。
簡単に例を挙げると、
日本、アメリカ、カナダ、中国、韓国など
ドイツ、フランス、イタリア、オランダなど主にヨーロッパで使用
上記以外のプラグ形状で使いたい場合は、別途アダプターを用意する必要があります。
海外対応とはいっても、付属のアダプターだけでどの地域でも使えるというわけではないので、海外旅行などで持っていく場合は、必ず使用する国(地域)のプラグの形状は確認しておきましょう。
まとめ
パナソニックの海外対応ドライヤーEH-NA9Fを、前年(2020年)モデルのEH-NA5Bと比較しながら紹介しました。
EH-NA9Fは、もともとあった上位モデルの中で海外にも対応させたため、2020年とはほぼ違うドライヤーになりました。
高機能になったので値段もアップしましたが、より髪への効果を実感したいとか、いろんなモードで乾かしたい人はEH-NA9Fを選んだほうがいいです。
逆に、海外で使えて、「ナノイー」で乾かせればOKなら、EH-NA5Bでも大丈夫ですよ!
2021年モデルのルージュピンク。旧モデルから機能アップ↓
2021年モデルのピンクゴールド。↓
2020年モデルのペールピンク↓
2020年モデルのブラウン↓