イーグルビジョンのゴルフナビ、ウォッチ5とウォッチ4の違いを紹介します。
ウォッチ5は2020年12月に、ウォッチ4は2017年10月に発売された商品です。
基本的には、ウォッチ4に新機能を追加したり、より使いやすく改良したものがウォッチ5です。
簡単には以下のような違いがあります。
【機能的違い】
・ウォッチ5:GPS/MSAS/みちびき/グロナス/ガリレオ
・ウォッチ4:GPS/MSAS/みちびき/グロナス
・ウォッチ5:あり
・ウォッチ4:なし
【仕様的違い】
・ウォッチ5:埋め込み
・ウォッチ4:外出し
・ウォッチ5:幅37mm×縦46mm×厚さ13mm
・ウォッチ4:幅35mm×縦43mm×厚さ14mm
・ウォッチ5:42g(ショートベルト時40g)
・ウォッチ4:48g
・ウォッチ5
ナビモード/約9時間
時計モード/約19日間
・ウォッチ4
ゴルフモード/約8時間
時計モード/約22日間
・ウォッチ5:ベルトが2本付属(ロング・ショート)、装着時に余った部分を内側にしまうことが可能
・ウォッチ4:ベルトは1本(別売りのウォッチ5のベルトなどへの交換は可能)
このように、ウォッチ5はより使いやすく改良されていますが、「対応衛星」や「自動距離測定」がプレーする上での主な比較ポイントとなってきます。
具体的な違いについては、本文中で詳しく見ていきますね!
対応衛星が増え、自動距離計測が付いたウォッチ5↓
シンプルで扱いやすいゴルフナビ、ウォッチ4↓
目次
ウォッチ5とウォッチ4の機能の違い
対応衛星
ウォッチ5と4では、対応している衛星に以下の違いがあります。
・ウォッチ4:GPS/MSAS/みちびき/グロナス
ウォッチ5では、ガリレオにも対応したことで、測位精度や受信速度が向上し、より正確な距離を表示できるようになっています。
ただ、ウォッチ4でも精度の評判は悪くありません。
それを示すのが以下の動画です。
同じイーグルビジョンの腕時計型ゴルフナビ、ウォッチエースという商品のレビュー動画です。
ウォッチエースとウォッチ4は、対応している衛星が同じなので参考になります。
動画では、ウォッチエースと、ショットナビのハグビヨンドや、レーザー距離計のブッシュネルV5と比較しています。
3:42頃から比較しているので、気になる方はご覧になってみて下さい。
他と比較しても、かなり精度が良いことが分かると思います。
オートディスタンス(自動距離測定)機能
ウォッチ5と4で、機能的に大きな違いなのが、オートディスタンス機能の有無です。
・ウォッチ4:機能なし
オートディスタンス機能は、自分で操作をしなくても自動で飛距離を計測してくれる機能です。
ウォッチ4では、距離を計測するときに、ショット毎にボタンを押して「地点登録」する必要がありました。
その場合、プレーに夢中になったりして、ボタンを押し忘れてしまう可能性もありました。
ウォッチ5では、ショットを自動で感知して地点登録する仕組みになっていて、距離計測時に自分でボタン操作する必要がありません。
ただ、オートショット機能に関しては注意点もあります。
まず、左装着で右打ちの人が多いと思いますが、そうじゃない人は最初に設定が必要です。
簡単な操作で設定できますが、この設定が間違っているとオートディスタンス機能が正しく動作しないので注意して下さい。
また、ショットを検知する要素として以下の3つがあります。
2.スイング
3.インパクトの衝撃・振動
その要素がうまく伝わっていない場合は、検知しないケースがあります。
例えば以下のような場合です。
・テンプラやシャンクなどミスショットした場合
なので、プレーしていく中で、感知しない場合もあるかもしれません。
ただ、その場合には、手動で地点登録して距離を計測することができます。
ウォッチ5とウォッチ4の本体仕様の違い
本体ボタンの構造
・ウォッチ4:出っ張り型
ウォッチ5、4両方とも、本体向かって左側面に1つのボタン、右側面に3つのボタンがあります。
ただ、ウォッチ4の場合、ボタンが本体から少し出っ張った作りになっています。
そのため、プレー中に触ってしまって、意図していないのに押してしまうという意見があったようです。
それを受けて、ウォッチ5では埋め込み型に改良されています。
サイズや重量
・ウォッチ5:幅37mm×縦46mm×厚さ13mm
・ウォッチ4:幅35mm×縦43mm×厚さ14mm
・ウォッチ5:42g(ショートベルトだと40g)
・ウォッチ4:48g
サイズ的には微妙な違いがあります。
ウォッチ5のほうが幅と縦は少し大きくなりましたが、厚みは1mm薄くなりました。
また、ウォッチ5、ウォッチ4ともに、腕時計型ゴルフナビの中では、かなり軽量の部類です。
例えば他メーカーの商品の重量は以下のようになっています。
・ショットナビ W1-FW:75g
・ショットナビ Hug Beyond:56g
・グリーンオン ノルム2:46g
・ボイスキャディ T8:47.5g
・ボイスキャディ A2:50.5g
・ボイスキャディ G3:63g
・ガーミンS12:34.1g
・ガーミンS42:43g
なので、重量に関してはかなり軽いと言えます。
ちなみにウォッチ5は、最初から取り付けてあるベルト(ロングベルト)の他に、交換用のショートベルトが付いてきます。
ショートベルトにしたときは重量が40gとなり、さらに軽くなります。
稼働時間
・充電時間:約3時間
・ナビモード/約9時間
・時計モード/約19日間
・充電時間:約4時間
・ナビモード/約8時間
・時計モード/約22日間
ウォッチ5になって、充電時間が約1時間短くなりましたが、ナビモードの稼働時間は1時間長くなっています。
※時計モードの稼働時間は短くなりました
また、両商品とも本体向かって左側面に充電端子がありますが、端子の形状や充電の仕方が少し違っています。
ウォッチ5の充電
ウォッチ5は本体側面のUSB端子部分にカバーが付いていて、それを外して付属のUSBケーブルを差し込むようになっています。
ウォッチ4の充電
ウォッチ4は本体側面にむき出しになっている4つの端子があります。
その4つの端子にはまるようになっている、付属の充電器にセットして充電する仕組みです。
また、どちらの場合もUSB接続による充電を基本にしていて、ACアダプターは付属していません。
なので普通にコンセントで充電したい場合は、別途ACアダプターを購入する必要があります。
イーグルビジョンシリーズACアダプター↓
ベルト
ウォッチ5は、あらかじめ本体にセットされているロングベルトの他に、ショートベルトも付属してきます。
ショートベルト:対応サイズ12~17cm
ウォッチ4はベルトは1つで、腕回り19cmくらいまで対応しています。
ただ、ウォッチ4は、市販のものや(ベルト幅22cm)、ウォッチ5のベルトを別途購入して取り付けることができます。
ウォッチ5のベルトは、装着したときにベルト先端の余った部分を内側に入れられるようになりました。
余ったベルトが気にならないように進化しています。
また、他の時計型ゴルフナビだと、ベルトが破損したときなどは修理に出さなければいけないものもあり、それなりの費用がかかることもあります。
なので、ウォッチ5も4も、自分でベルトを交換できるというのは大きなメリットです。
ウォッチ5とウォッチ4比較表
モデル名 | ウォッチ5 | ウォッチ4 |
---|---|---|
発売時期 | 2020年12月 | 2017年10月 |
対応衛星 | GPS/MSAS/みちびき/グロナス/ガリレオ | GPS/MSAS/みちびき/グロナス |
高低差情報 | 〇 ※未対応コースあり | 〇 ※未対応コースあり |
ハザード距離表示 | 〇 | 〇 |
飛距離計測 | 〇(自動) | 〇(手動) |
プレーログ | 〇 | 〇 |
ピンポジ君 | 〇 ※未対応コースあり | 〇 ※未対応コースあり |
競技モードのオンオフ | 〇 | 〇 |
サイズ | 幅37mm×縦46mm×厚さ13mm | 幅35mm×縦43mm×厚さ14mm |
ディスプレイ | 60×60ドット液晶 | 60×60ドット液晶 |
重量 | 42g(ショートベルト時40g) | 48g |
充電時間 | 約3時間 | 約4時間 |
稼働時間 | ナビモード/約9時間 時計モード/約19日間 | ゴルフモード/約8時間 時計モード/約22日間 |
防水機能 | IPX7 | IPX7 |
付属品 | microUSBケーブル 取扱説明書 保証書 交換用ショートベルト ベルト交換用器具 | 充電/通信ケーブル 取扱説明書 保証書 |
対応衛星が増え、自動距離計測が付いたウォッチ5↓
シンプルで扱いやすいゴルフナビ、ウォッチ4↓
ウォッチ5とウォッチ4の注意点
高低差対応コースを確認しておく
ウォッチ5、4ともに高低差に対応しています。
ただ、コース自体が高低差情報に対応したコースでなければいけません。
なので、高低差の機能を重視している場合は、事前に自分が利用するコースが対応しているかどうか確認しておきましょう!
ピンポジ君対応コースを確認しておく
ウォッチ5、4ともに、ピンポジ君(ゴルフ場のピンの位置情報をダウンロードして設定できるサービス)に対応しています。
ただ、この機能も高低差と同様に、ピンポジ君に対応しているゴルフ場じゃないと利用できません。
増えてきてはいるのでしょうが、まだ少ない印象です。
ピンポジ君に期待している場合は、対応コースを確認しておきましょう。
ウォッチ5とウォッチ4の選び方
・飛距離計測を自動で行いたい
ウォッチ5はウォッチ4に比べて、対応している衛星が多いこと、自動距離計測(オートディスタンス)機能が付いているのが魅力です。
本体が少し軽量化していたり、ベルトの仕様が若干変わっているということもあります。
その辺に魅力を感じる場合は、ウォッチ5を選んだほうがいいです。
対応衛星が増え、自動距離計測が付いたウォッチ5↓
イーグルビジョン ウォッチ5 ホワイト↓
・機能的には極力シンプルで良い
ウォッチ4はとてもシンプルなゴルフウォッチです。
なので、ハザードやグリーンまでの距離や高低差が分かればいいとか、距離計測も手動で構わないという方。
必要最小限の機能が付いていれば十分というのであれば、ウォッチ4でも満足感は高いでしょう。
シンプルで扱いやすいゴルフナビ、ウォッチ4↓
イーグルビジョン ウォッチ4 ホワイト↓
あると便利なオプション
保護フィルム
ウォッチ5、ウォッチ4のどちらを使うにしても、保護フィルムはあったほうがいいでしょう。
保護フィルムは「光沢」とか「反射低減」など、種類がいくつかあります。
気になる方は、「イーグルビジョン ウォッチ5 フィルム」などで検索するといろいろ出てきます。
イーグルビジョン ウォッチ5 保護フィルム↓
イーグルビジョン ウォッチ4 保護フィルム↓
まとめ
イーグルビジョンの時計型ゴルフナビ、ウォッチ5とウォッチ4を比較しました。
どちらもかなりシンプルなゴルフナビで、その分軽くて扱いやすくなっています。
ウォッチ5のほうは、対応している衛星が増えたり、オートディスタンス(自動距離計測)機能が付きました。
その辺が必要かどうかで、比較検討してみるのがいいと思います。
また、高低差情報やピンポジ君に期待している場合は、利用するコースが対応しているかどうか、必ず事前に確認しておきましょう!
対応衛星が増え、自動距離計測が付いたウォッチ5↓
イーグルビジョン ウォッチ5 ホワイト↓
シンプルで扱いやすいゴルフナビ、ウォッチ4↓
イーグルビジョン ウォッチ4 ホワイト↓