19 Aug 2022
ルンバj7/j7+とi3/i3+の違いについて詳しく紹介します。
※j7とj7+、i3とi3+はクリーンベース(自動ゴミ収集機)が付いているかどうかの違いなので、記事中ではj7、i3とだけ記載します
ルンバj7は2022年2月、i3は2021年2月に発売されました。
j7のほうが性能的に優れていて、以下の違いがあります。
・障害物の回避 (j7のみ)
・部分清掃 (j7のみ)
・進入禁止エリアの設定 (j7のみ)
・チャイルド/ペットロック (j7のみ)
・本体サイズや重量
・クリーンベースの形状・仕様
基本的にj7のほうが高機能ですが、「障害物を回避できる」と「進入禁止エリアが設定できる」の2つが大きいです。
上記ができたほうが良いならj7を選んだほうがいいです。
また、クリーンベース(自動ゴミ収集機)のサイズが違い、j7のほうは高さが低い(約34cm)ので、家具の下などの空きスペースにも設置しやすいです。
この辺を考慮しながら、比較検討すると選びやすいと思います。
それでは、もう少し具体的に違いを見ていきますね!
普通に部屋全体を掃除するならルンバi3でも十分↓
ルンバi3とクリーンベースのセット↓
ルンバj7は障害物を回避するからコード類などが床にあっても安心↓
ルンバj7とクリーンベースのセット
目次
ルンバj7/j7+とi3/i3+の違い
対応部屋数
対応部屋数がj7とi3では以下のようになっています。
i3:3~4部屋
掃除したい部屋数が多い場合は、j7を選んだほうがいいでしょう。
障害物の回避
j7とi3の違いの中で、大きなポイントとなるのが障害物の回避です。
i3:上記を回避しない
ロボット掃除機で問題の一つとなるのが、床にあるものを避けずに巻き込んでしまったりすることです。
特に家電製品のコード類が多いです。
中には、「ペットが床に糞をしてしまって、ロボット掃除機がそのまま吸い込もうとして大変なことになってしまった」という体験を口コミで書かれている方もいます。
j7では、「ケーブル類」、「ペットの排泄物(固形)」、「靴や靴下」、「充電ステーション」、「スリッパ」、「衣服」、「布類」を障害物として認識して回避してくれます。
※回避する障害物は順次アップデートされます
また、避けるだけではなく、認識した障害物を今後どう対応するのかを選ぶこともできます。
例えば、常にあるものなので今後も障害物として扱うとか、たまたま落ちていたものなので障害物ではないという具合です。
ただ、いくら障害物を避けるとは言っても、基本的にはなるべく物がないほうがキレイになります。
これは、ルンバの隠れたメリットでもあるんですが、「床に物を置かなくなった」とか、「片づける習慣がついた」と言っている人がけっこう多いです。
なので、ペットが居たり、片づけるのが大変なものがある場合はj7のほうがいいですが、簡単に片づけられたり部屋に不安要素がない場合はi3でも大丈夫です。
部分清掃
i3:上記ができない
j7は家具などを認識するので、そこだけをピンポイントに「部分清掃」をすることができます。
※2022年2月時点で、「テーブル」、「キャビネット」、「カウンター」、「ソファ」の認識が可能で、順次アップデートされます
例えば何か固形物をこぼしてしまったので「ダイニンイングテーブルのところだけ掃除して!」みたいな感じです。
なので、ピンポイントで掃除して欲しいことがある場合は、j7を選んだほうがいいです。
進入禁止エリアの設定
i3:上記ができない
j7は入ってほしくない場所を進入禁止エリアとして設定することができます。(数に制限はありません)
i3でも、別売りのデュアルバーチャルウォール(税込8,250円)というものを設置すると、進入禁止エリアを作ることができます。
ただ、デュアルバーチャルウォールはそれなりの値段がしますし、進入禁止エリアを2、3作りたい場合はその分の台数が必要です。
そのため、例えばペットや赤ちゃんが居て進入しないでほしいエリアがあるような場合は、j7のほうが向いています。
チャイルド/ペットロック
i3:ロックなし
チャイルド/ペットロックは、本体のボタン操作を無効にして、アプリや音声アシスタントからのみ操作するようにできる機能です。
ロックがあったほうが安心な場合は、j7を選んだほうがいいです。
本体のサイズや重量
j7とi3では本体サイズや重量が若干違います。
j7:33.9cm×8.7cm
i3:34.2cm×9.2cm
j7:約3.4kg
i3:約3.2kg
一応違いとして取り上げましたが、大きな違いではないのでさほど気にする必要はありません。
クリーンベース(自動ゴミ収集機)
j7+とi3+に付いている「クリーンベース」(自動ゴミ収集機)の形状やサイズに違いがあります。
クリーンベースはルンバの掃除が完了したあとに、ルンバのダストボックスにあるゴミを吸い取ってくれます。
毎回のゴミ捨ての手間が省けるので、便利だととても評判が良いです。
j7とi3では、クリーンベースのサイズ(特に高さ)がけっこう違います。
j7:奥行き40×幅31×高さ34cm
i3:奥行き39×幅31×高さ49cm
i3のほうは高さが49cm。約50cmとなるとけっこう高さがありますよね。
それに対してj7のほうは34cmです。
高さが低くなると、家具の下の空きスペースなど、設置できる場所の幅が広がります。
また、j7のクリーンベースは、交換用の紙パックを収納しておけるスペースがあります。
交換する時もすぐできるので、ないよりはあったほうが便利です。
このように、総合的に見てj7のクリーンベースのほうが使い勝手は良いです。
この辺は人それぞれなので、希望に合った方を選ぶと良いでしょう。
ただ、一つ注意点としてはクリーンベースが作動するときは、かなりの音がします。
口コミでも「爆音」と表現している人を見かけます。
ルンバに限らず他のロボット掃除機でも、自動ゴミ収集機はかなりの音がするようなので、仕方がないと割り切るしかありません。
なので、マンションなどで夜とか夜中に使うのは厳しいと思うので、そこは知っておいた方が良いでしょう。
※j7、i3共に本体だけを買って後からクリーンベースを購入することもできますが、トータルの金額は高くなるので注意して下さい。j7+やイ3+のセット販売だとクリーンベースは実質3万円ですが、別売りで買うと4万4千円します
ルンバj7とi3の選び方
ルンバj7/j7+
・小さい子供やペットがいる
・動かすことが難しい障害物(コード類など)がある
・部分清掃や進入禁止エリアは必要
・クリーンベースを家具の下などの空きスペースに設置したい
j7には障害物の回避や進入禁止エリアの設定、チャイルド/ペットロック機能があります。
小さいお子さんやペットが居たり、動かすことが難しい家電のコードなどがあるなら、j7やj7+のほうが安心です。
また、j7+のクリーンベースは高さが低め(34cm)なので、家具の下などの空きスペースに設置したい場合はj7+のほうが向いています。
ルンバj7は障害物を回避するからコード類などが床にあっても安心↓
ルンバj7とクリーンベースのセット
ルンバi3/i3+
・部屋の床にはコード類などの巻き込まれそうなものはない
・全体的に掃除してくれればOK(部分清掃は不要)
i3は障害物を回避しないので、巻き込まれそうなものが床にない、あるいは掃除する時に片づけることができるならi3でもOKです。
その上で、シンプルに部屋全体を掃除したいというのであれば、i3/i3+でも十分です。
普通に部屋全体を掃除するならルンバi3でも十分↓
ルンバi3とクリーンベースのセット↓
ルンバj7とi3の仕様比較
モデル | j7/j7+ | i3/i3+ |
---|---|---|
販売年 | 2022年 | 2021年 |
おすすめの間取り | 5部屋以上 | 3~4部屋 |
自動充電&自動再開 | ○ | ○ |
稼働時間 | 最大75分 | 最大75分 |
吸引力 | 10倍 ※AeroVac搭載のルンバ 600シリーズとのカーペット上での比較 | 10倍 ※AeroVac搭載のルンバ 600シリーズとのカーペット上での比較 |
清掃パターン | 規則正しいパターンで清掃 | 規則正しいパターンで清掃 |
障害物の回避 | ○ | × |
自動ゴミ収集機との連携 | ○ | ○ |
ブラーバ(拭き掃除ロボット)との連携 | ○ | ○ |
部屋を指定して清掃(アプリ) | ○ | ○ |
汚れた場所をピンポイント清掃 | ○ | × |
掃除箇所の履歴確認(アプリ) | ○ | ○ |
季節やライフスタイルに合わせた清掃提案 | ○ | ○ |
音声アシスタント対応(アプリ) | ○ | ○ |
スケジュール設定 | ○ | ○ |
ダートディクトセンサー(汚れた場所を集中的に清掃) | ○ | ○ |
進入禁止エリアの設定 | ○ | × |
チャイルド/ペットロック | ○ | × |
本体サイズ | 33.9cm×8.7cm | 34.2cm×9.2cm |
本体重量 | 約3.4kg | 約3.2kg |
クリーンベースサイズ(j7+、i3+のみ) | 奥行き40×幅31cm×高さ34cm | 奥行き39×幅31cm×高さ49cm |
同梱品 | 【j7】 ルンバ本体 ホームベース バッテリー(内蔵) 交換用フィルター×1 交換用エッジクリーニングブラシ×1 電源コード 【j7+】 ルンバ本体 クリーンベース バッテリー(内蔵) 交換用フィルター×1 交換用エッジクリーニングブラシ×1 交換用紙パック×1 クリーンベース用電源コード | 【i3】 ルンバ本体 ホームベース バッテリー(内蔵) 交換用フィルター×1 電源コード 【i3+】 ルンバ本体 クリーンベース バッテリー(内蔵) 交換用フィルター×1 交換用紙パック×1 クリーンベース用電源コード |
まとめ
ルンバj7/j7+とi3/i3+の違いを紹介しました。
人それぞれ注目すべき点は違うと思いますが、「障害物の回避」や「進入禁止エリアの設定」が大きな違いです。
j7は障害物を回避しますし、進入禁止エリアの設定もできます。
なのでコード類のような巻き込まれそうなものがあって、片づけたりできない場合は、障害物を回避するj7のほうが良いです。
小さいお子さんやペットが居る場合もj7のほうが安心です。
逆にそういう心配がなく、シンプルに部屋を掃除して欲しいのであればi3でも十分活躍してくれます。
あとは、クリーンベースの形状(特に高さ)が違うので、設置場所を考慮しつつ選ぶと良いでしょう。
普通に部屋全体を掃除するならルンバi3でも十分↓
ルンバi3とクリーンベースのセット↓
ルンバj7は障害物を回避するからコード類などが床にあっても安心↓
ルンバj7とクリーンベースのセット