サイベックスのチャイルドシート、シローナ「T i-Size」と「G i-Size」と「Gi i-Size」の違いについて詳しく紹介します。
このシローナシリーズは、全て使用年齢は同じで新生児から4歳頃まで使えます。
これらの違いを知る上で、2つの前提を知っておくとシンプルに考えることができます。
それは以下の2つです。
・T i-Size:プラチナムライン (最上位モデル)
・GとGi i-Size:ゴールドライン
「T」のほうが上位モデルで、価格や性能がやや上になります。
・TとG i-Size:セパレート
・Gi i-Size:一体型
「セパレート」は、シート本体とベース(土台)が別々に販売されていて、両方買わないと使うことはできません。
「一体型」は、シート本体とベース(土台)が一体になっていて、そのまま使うことができます。
それぞれどういう利点があるのかについては、記事中で詳しく紹介します。
ということで前提をまとめると以下のようになります。
G i-Size:ゴールドライン、セパレート
Gi i-Size:ゴールドライン、一体型
その上で「T」と「G」シリーズの違いは以下のようになっています。
・ベルトホルダーの仕様 (Tはマグネット式)
・通気口の位置 (Tは側面、Gは背面と側面)
・シート本体のサイズや重さなど
「T i-Size」は左右のベルトをとめる部分がマグネット式で、ぱっとくっつけられます。
また、「G i-Size」はより通気性を重視した造りになっています。
それではこれらの違いについて、記事中でもっと具体的に見ていきますね!
サイベックス シローナT i-Size↓
サイベックス シローナG i-Size↓
サイベックス シローナGi i-Size↓
目次
セパレートと一体型の違い
・Gi i-Size:一体型
まず「セパレート」と「一体型」ではどう違うのかについてお話します。
・一体型:そのまま使える
「T i-Size」や「G i-Size」は、それだけでは使うことができません。
別に「ベース」(土台)も必要で、「シート本体と土台」を揃える必要があります。
それに対して一体型はそのまま使うことができます。
では「セパレート」にはどのような利点があるかというと、以下のようになります。
・お手入れしやすい
シローナシリーズは、セパレート(土台含む)にしても一体型にしても、全体で10kg以上の重さがあります。
なので、例えば他の車に移し替えたいなど、事情があってチャイルドシートを持ち運ぶときにけっこう大変です。
セパレートであれば、本体と土台が分かれているので、持ち運ぶのも一体型よりはラクです。
また、シート本体と土台をはずして掃除できるので、セパレートのほうがお手入れはしやすいです。
その辺に魅力を感じる場合は、セパレートのほうがおすすめです。
逆に、一度取り付けたら持ち運ぶことがないとか、お手入れもカバーを外して洗えるくらいで十分であれば一体型でも大丈夫です。
サイベックス シローナT i-Size↓
サイベックス シローナG i-Size↓
サイベックス シローナGi i-Size↓
T i-SizeとG i-Sizeの違い
新生児インレイ
G i-Size:背中部分がメッシュ生地の通気性重視
新生児インレイ(シートクッション)は、まだ子供が小さくてチャイルドシートが後ろ向きの状態の時に、子供の身長が40~60cmまでの間使用するものです。
その新生児インレイの仕様が異なっていて、「肌触り重視ならT i-Size」、「通気性重視ならG i-Size」となります。
ベルトホルダーの仕様
G i-Size:マグネットじゃない
子供の乗せ降ろしのときに邪魔にならないよう、チャイルドシートの両側にベルトホルダーがあって、左右のベルトをとめておくことができます。
T i-Sizeの場合は、ベルトホルダーがマグネット式になっていて、より簡単にベルトをとめておくことができます。
通気口
G i-Size:通気口は背面と側面
T i-Sizeは背面までフルカバーになっていて、通気口は側面にあり、本体も車も傷付けにくいプレミアム仕様。
G i-Sizeは背面はシートシェルで、通気口は背面と側面に付いています。
新生児インレイもそうでしたが、T i-Sizeは肌触りだとか、本体も車も傷付けにくいといったことを重視。
それに対してG i-Sizeは、より通気性を重視した仕様になっています。
シート本体のサイズや重さなど
シローナT i-SizeとG i-Sizeで使用年齢は同じですし、機能的な違いはこれまで紹介した通りです。
後は、シート本体のサイズや重さ、適応体重が若干異なっています。
これらの違いは使う上でさほど大きな影響はないですが、厳密にいうと「G i-Size」と「Gi i-Size」でも少し違うので、「Gi i-Size」も含めた違いを紹介します。
T i-Size:43cm×71.5cm×68cm (土台使用時)
G i-Size:44cm×71.5cm×75cm (土台使用時)
Gi i-Size:44cm×71cm×75cm
T i-Size:15kg (別売りの土台含む)
G i-Size:14kg (別売りの土台含む)
Gi i-Size:13kg
T i-Size:~18kgまで
G i-Size:~19kgまで
Gi i-Size:~20kgまで
T i-Size:45cm〜105cm
G i-Size:40cm〜105cm
Gi i-Size:40cm〜105cm
ここで少し気になるのは、身長基準です。
T i-Sizeは45cm~なのに対し、GやGiは40cm~となっています。
ただ、新生児の平均身長は50cmほどです。
※「新生児 身長」で調べると企業などが提示している様々なデータが出てきますが、だいたい50cmくらいになっています
もちろん個人差があるので、例えば「T i-Size」を購入したけど、赤ちゃんの身長が45cm未満だったのですぐには使えなかったという状況もあるかもしれません。
それでも、この5cmの差はそこまで気にしなくても良いと思いますが、この辺は検討する方の判断になるでしょう。
サイベックス シローナT i-Size↓
サイベックス シローナG i-Size↓
サイベックスシローナシリーズの選び方
シローナT、G、Gi i-Sizeの3つについて選び方を紹介します。
選び方はシンプルで、以下の基準で選ぶと良いでしょう。
・セパレートで通気性重視:G i-Size
・セパレートで肌触りやマグネット式ベルト重視:T i-Size
サイベックス シローナT i-Size↓
サイベックス シローナG i-Size↓
サイベックス シローナGi i-Size↓
購入が必要になるもの
「T i-Size」と「G i-Size」はシート本体のみです。
シート本体単体では使うことはできず、別にベース(土台)が必要になります。
G i-Size:ベースGが必要
※「T i-Size」の公式HPの説明では「ベースZ2またはベースTが別途必要」となっています。ただ「ベースZ2」はネットショップなどでは見つかりませんでした。販売が終了しているのか分かりませんが、基本的に「ベースT」のほうを購入することになると思います
サイベックス ベースT↓
サイベックス ベースG↓
まとめ
サイベックスのチャイルドシート、シローナT、G、Gi i-Sizeの違いを紹介しました。
まず大きな違いは、「セパレート型」なのか「一体型」なのかということ。
「Gi i-Size」だけが一体型であり、「T i-Size」と「G i-Size」は別途ベース(台座)が必要になります。
また、「T i-Size」のほうが上位モデルになっています。
機能的にはそんなに差はなく、「T」は左右のベルトがマグネット式でとめられるという点はやや便利です。
チャイルドシートを移し替えたり、持ち運ぶようなときは「セパレート」のほうが扱いやすいので、その辺りで選び分けると良いでしょう。
サイベックス シローナT i-Size↓
サイベックス シローナG i-Size↓
サイベックス シローナGi i-Size↓