パナソニックのオーブンレンジ、NE-MS4AとNE-MS268の違いについて紹介します。
型番がかなり違うので、別々の機種のような感じがしますが、この2つの機種は発売年が違う新旧のモデルになっています。
NE-MS268:2021年9月
そのため基本性能はほぼ同じですが、以下の違いがあります。
・自動メニューの一部変更
・本体の自動メニューの記載や操作パネルなど
・本体の重さとオーブン皿のサイズ (無視して良いレベル)
機能的な部分では、「やみつき野菜4分」メニューが追加されたことや、一部の自動メニューが変更されているというのが大きな違いです。
「どちらのメニューを使う機会が多そうか」という視点で選ぶと良いと思います。
記事中では、具体的にどのような変更点があるのか詳しく見ていき、知っておきたいポイントについてもあわせて紹介します。
2022年モデル。パナソニック NE-MS4A↓
2021年モデル。パナソニック NE-MS268↓
目次
NE-MS4AとNE-MS268の違い
「やみつき野菜4分」メニュー追加
「やみつき野菜」は、耐熱ガラス製のボウルに下ごしらえした材料を入れると、自動で火加減を調節してくれて、野菜たっぷりの副菜や煮物が簡単にできるというものです。
「やみつき野菜4分」は約4分間レンジで加熱後、用意しておいた調味料などとあえるだけで作れます。
取扱説明書に載っている「やみつき野菜4分」のレシピは、以下の3品です。
・れんこんのカレーマヨきんぴら
・ズッキーニのチーズサラダ
このメニューがあった方が良い場合は、NE-MS4Aのほうを選びましょう。
自動メニューの一部変更
NE-MS4AとNE-MS268で、自動メニューの中で変更されているものがあります。
具体的には、以下のような違いがあります。
NE-MS268の欄の自動メニューが、NE-MS4Aの欄のように変わりました。
ただ、2段に分けているのには理由があります。
下段:メニューは変更したが、取扱説明書のレシピは同じ (かき揚げを除く)
上の段は自動メニュー、レシピともに入れ替わったイメージです。
下の段は「かき揚げ」を除き、どちらの機種にも同じレシピが載っていて、自動メニューと手動のどちらで作るかの違いです。
例えば「えびフライ」であれば、NE-MS4Aは手動で作りますが、NE-MS268は自動メニューで作れます。
逆に、「クッキー」はNE-MS4Aは自動メニューで作れますが、NE-MS268は手動で作るといった具合です。
なので、「やみつき野菜4分」と「野菜スイーツ(NE-MS268欄上段3レシピ)」のどちらがあった方が良いか。
または下の段のメニューで、どちらを良く利用しそうかで選ぶと良いでしょう。
また、「解凍」については以下のようになっています。
NE-MS268:全解凍、半解凍
NE-MS4Aは「解凍」という1つのボタンになっているのに対し、NE-MS268は「全解凍」と「半解凍」にメニューが分かれています。
そのため、NE-MS4Aで「半解凍」ができるのかサポートに問い合わせてみました。
「さしみなどを包丁で切れる硬さにする(半解凍)ときは、仕上がり「弱」にする」ということで対応できるということです。
自動メニューの記載や操作パネルなど
NE-MS268は、本体ドアの窓の下部分に自動メニューの番号と名前が書かれています。
NE-MS4Aでは、庫内のフラットテーブルの手前に書かれています。
そのため、NE-MS4Aはデザイン的にはシンプルにスッキリ見えます。
また、NE-MS4Aは、よく使うメニューが書かれたメニューラベルが1枚付属してきます。
メニューが見やすい場所にあったほうが良いという場合は、ドアの所定位置にラベルを貼り付けて使うこともできます。
ラベルには主な自動メニューとして、以下のメニューが記載されています。
2 お弁当あたため
3 フライあたため
4 ゆで葉果菜
5 ゆで根菜
6 トースト (裏返し)
また、NE-MS4Aになって操作部のボタンも多少変わってシンプルになっています。
本体の重さとオーブン皿のサイズ
NE-MS4AとNE-MS268の重さと、付属のオーブン皿のサイズが若干違います。
NE-MS4A:約14.1g
NE-MS268:約14g
NE-MS4A:幅332mm×奥行332mm
NE-MS268:幅333mm×奥行320mm
無視して良いくらいの差ですが、一応違っているということで紹介しました。
2022年モデル。パナソニック NE-MS4A↓
2021年モデル。パナソニック NE-MS268↓
その他の知っておきたいポイント
口コミなどから、これは購入前に知っておいた方が良いと思うポイントについて紹介します。
800Wの出力設定について
NE-MS4A、NE-MS268ともに、「800・600・500・300・150W(相当)」から出力を選ぶことができます。
そして両機種とも、設定されている出力の順番が以下のようになっています。
出力を切り替えるには、「レンジ」ボタンを押していくか、「レンジ」ボタンを押したあと、ダイヤルでも変更できます。
ただ「800W」が一番最後に来ています。
そのため「800W」を頻繁に使う人の中には、「800W」にするのが不便だという意見があります。
なので「800W」をよく使うという方は、知っておいた方が良いでしょう。
冷却ファンの音について
調理が終わった後の「冷却ファンの音が気になる」という意見があります。
ただ、「最初は気になったけど、使っているうちに慣れた」という方もいるので、そこまで問題ではないかと思います。
庫内上部のお手入れについて
NE-MS4A、NE-MS268ともに、天井のヒーターはむき出しになっています。
なので、庫内上部を掃除するときは、気を遣う必要があります。
口コミで「購入してから気付いて、ショックだった」という方がいたので、あらかじめ知っておいた方が良いでしょう。
必要なスペース
オーブンレンジは、本体の周りに、ある程度のスペースが必要になる場合があります。
NE-MS4AとNE-MS268は共通で、以下のスペースが必要です。
上方10cm
後方0cm
この商品は、本体以外にそこまでスペースが必要というわけではないですね。
幅500mm×奥行400mm×高さ347mm
上記が本体サイズなので、トータルで必要なスペースは以下になります。
幅540mm×奥行400mm×高さ447mm
中には、左右や後方に10cmくらい必要な商品もあるので、どの商品を選ぶにしても、必ずチェックしておきましょう。
2022年モデル。パナソニック NE-MS4A↓
2021年モデル。パナソニック NE-MS268↓
NE-MS4AとNE-MS268の仕様比較
型番 | NE-MS4A | NE-MS268 |
---|---|---|
総庫内容量 | 26L | 26L |
庫内形状 | フラット | フラット |
電源 | 100V・50Hz/60Hz | 100V・50Hz/60Hz |
センサー | スイングサーチ赤外線センサー | スイングサーチ赤外線センサー |
レンジ出力 | 800・600・500・300・150W(相当) | 800・600・500・300・150W(相当) |
オーブン段数 | 1段 | 1段 |
オーブン温度調節範囲 | 100~250℃ | 100~250℃ |
自動電源オフ機能 | ○ | ○ |
外形寸法 (ハンドルを除く) | 幅500mm×奥行400mm×高さ347mm | 幅500mm×奥行400mm×高さ347mm |
庫内寸法 | 幅319mm×奥行350mm×高さ215mm | 幅319mm×奥行350mm×高さ215mm |
オーブン皿 | 幅332mm×奥行332mm | 幅333mm×奥行320mm |
質量 | 14.1kg | 14kg |
取説掲載レシピ数 | 89 | 91 |
自動メニュー数 (取説掲載の自動調理可能なメニュー数) | 57 | 62 |
まとめ
パナソニックのオーブンレンジ、NE-MS4AとNE-MS268の違いについて紹介しました。
多少細かい変更点はありますが、自動メニューの変更が主な違いになります。
自分が良く使いそうな自動メニューがあるほうを選ぶのが良いでしょう。
あとは、本体メニューの記載なども違うので、お好みで選んで下さい。
2022年モデル。パナソニック NE-MS4A↓
2021年モデル。パナソニック NE-MS268↓