アップリカのベビーカー、カルーンエアーメッシュACとメッシュABの違いについて詳しく紹介します。
メッシュAB:2022年7月
メッシュABから2年ほど経って、メッシュACが発売されました、
メッシュACはメッシュABに比べ、以下の点が変更になっています。
・カゴの容量が減少
・フロントガードカバーが洗濯機で洗えるようになった
・幌部分の近赤外線カット率78%
・サイズ (考慮しなくて良いくらいの微妙な違い)
・カラー展開
大きな変更点としては、メッシュACではベースシートの頭部にクッションが搭載されました。
なので、頭部のクッション性がアップしています。
荷物入れの容量が少し減っているので、そこはマイナスポイントです。
また、「リクライニング角度」について誤解しやすい点があるので、違いとともにその辺りも詳しく紹介します。
カルーンエアー メッシュ AC↓
カルーンエアー メッシュ AB↓
目次
メッシュACとメッシュABの違い
メッシュACになって、どこが変わったのかという視点で違いを紹介していきます。
頭部のクッション性がアップ
カルーンエアーメッシュACは、ベースシート頭部にクッションが搭載されました。
その上にシートを設置することになるので、クッション性がアップし、より快適な乗り心地になっています。
また、赤ちゃんのやわらかい頭を安定させる「頭マモールパッド」はメッシュAC、ABともに付属しています。
カゴの容量が減少
メッシュAC、ABともに、前からも出し入れできる「フロントイン・ビッグバスケット」になっていますが、容量が以下のように変わりました。
メッシュAB:25.3L
※ともに耐荷重は5kg
メッシュACになって、バスケットの容量が少し小さくなっています。
持ち運びたいものが多く、カゴの容量を重視しているのであればメッシュABのほうが良いでしょう。
フロントガードカバーが洗濯機で洗えるようになった
メッシュAC、ABともに、フロントガードカバーを洗うことができますが、メッシュABが手洗いだったのに対し、メッシュACは洗濯機で洗えるようになりました。
メッシュAB:手洗い
幌部分の近赤外線カット率78%
メッシュACのほうは、幌部分の近赤外線カット率が78%になっています。
メッシュAB:不明
メッシュABは発売時に近赤外線カット率を測っていなかったそうです。
同じ素材同じ製法で作っていれば、同じような効果はありそうですが、その辺のことはよく分かりません。
メッシュABのほうは、近赤外線カット効果はないものと思っておいたほうが無難です。
サイズ (考慮しなくて良いくらいの微妙な違い)
メッシュACとメッシュABでは、サイズが若干違います。
メッシュAC:452×817×1007mm
メッシュAB:455×816×1010mm
メッシュAC:452×311×959mm
メッシュAB:455×306×958mm
ただ、一応違いとして挙げてはいますが、数ミリ程度の微妙な違いなのであまり気にしなくても大丈夫です。
カラー展開
・グレー
・グレー
カルーンエアー メッシュ AC↓
カルーンエアー メッシュ AB↓
リクライニング角度についての注意点
メッシュACとメッシュABの商品ページなどをみると、リクライニング角度についてそれぞれ以下のように書かれています。
メッシュAB:118°~170°
これを見ると、メッシュACになってリクライニングの範囲が狭くなったように思います。
ただメーカーに確認してみたところ、数値の違いは計測する際に採用する数値が変更になった為で「実際の傾きは同じ」ということです。
せめて注意書きでも書いてくれると分かるのですが、数値の表記だけでは誤解してしまいますよね。
メッシュACになってリクライニングの角度が変わったわけではないので、誤解しないようにして下さい。
デメリット
対面時の操作がしにくい
カルーンエアーシリーズの口コミで、デメリット的な意見としてよく見かけるのが、「対面時の操作性」についてです。
カルーンエアーは、生後1ヶ月から使える、いわゆるA型のベビーカーで、子供が小さいうちは対面、大きくなってきたら背面という感じで使うことができます。
で、背面のときは操作性はいいんだけど、対面にしている時は「小回りがきかない」とか、「少々扱いにくい」のような意見が多いです。
というのも、このカルーンエアーはオート4輪ではありません。
※オート4輪というのは、進行方向に対して常に前輪が自由に動き、後輪はロック(真っ直ぐのみ動く)されるものです
カルーンエアーの場合、進行方向に関係なく、常にベビーカー本体の前輪が自由に動き、後輪がロック(真っ直ぐのみ動く)されます。
つまり、動くタイヤとロックされるタイヤは、向きに関わらず決まっているということです。
そのため、対面の時はベビーカーを通常(背面)とは反対に押すことになりますが、本体の後輪が前、前輪が後ろという形になり、自由に動く前輪が後ろに来てしまうため操作性が悪くなってしまうんです。
ただ、これはオート4輪ではないカルーンエアーと同じタイプのベビーカーであれば同じようになるので、特別カルーンエアーだけが操作性が悪くなるわけではありません。
大事なことは、その点を知った上で、その他のメリット・デメリットなども総合的に考慮しつつ検討しましょうということです。
例えば、操作性に関しては、以下のように考えて納得(妥協もあり)している人が多いです。
・対面にしている時期はそんなに長くないから気にならない
このように対面時の操作性は悪くなっても、その辺は許容範囲で、むしろメリット(軽くて扱いやすいなど)に魅力を感じる場合はとても良い商品です。
メリット
開閉がワンタッチで便利!
カルーンエアーは、ワンタッチで開閉できるというのが評判がいいんですよね。
例えば、階段の上り下りなどで、子供を抱っこしながらベビーカーを持たなければいけないような場合、ワンタッチで開閉できると便利ですよね。
このワンタッチ開閉ですが、片手だと難しいという人もいますが、慣れれば問題なくできるようになった人もいますし、多くの人が便利だと感じています。
とにかく軽くて扱いやすい!
カルーンエアーの最大の特徴が「軽い」ということ。
口コミでも「軽さ」が決め手になったという人もいますし、実際「軽くて扱いやすい」という意見がかなり多いです。
重さは3.9kgで、同じようなタイプで4kg台はけっこうありますが、3kg台というのはなかなかありません。
超軽量とうたっているように、かなり軽い部類になります。
なので、車への乗せ降ろし、電車やバス、マンションからの階段での持ち運びなどが発生する場合には、かなり使いやすいベビーカーですよ!
カルーンエアー メッシュ AC↓
カルーンエアー メッシュ AB↓
まとめ
カルーンエアーメッシュACやメッシュABは、3.9kgという超軽量が特徴のベビーカーです。
軽さが決め手となって購入した方も多く、満足度の高い商品となっています。
ただ、オート4輪ではないので、背面時に比べて対面では操作がしにくくなっているというのは知っておいた方が良いでしょう。
また、メッシュACとメッシュABではリクライニング角度の表記が違います。
一見、メッシュACのほうがリクライニングの幅が狭くなったように見えますが、実は同じになっています。
そのため選ぶときは、頭部のクッション性や、荷物入れの容量などの比較で選び分けるのが良いと思います。
カルーンエアー メッシュ AC↓
カルーンエアー メッシュ AB↓