ガーミンS42とS40の違いを紹介します。
ガーミンS40は2019年5月16日に発売し、S42は2021年3月25日に発売された商品です。
S42は2年ぶりに発売されたS40の後継機になります。
S42になって変わったのは以下の点。
・バンドの長さが短くなった
・カラー展開
なかでも、みちびきL1S信号に対応したことで、精度が上がった(誤差が少なくなった)のが最も大きな違いです。
詳しい違いとともに、口コミで言われているメリット・デメリットも紹介します。
S42はS40に比べGPS精度アップ(誤差1m程度)↓
S42のホワイト↓
S42のライトサンド↓
ある程度正確な距離(誤差3m程度)ならS40でもOK↓
S40のグレー
S40のホワイト
目次
S42とS40の違い
ガーミンS42とS40について、どのような点が変わったのか違いを紹介します。
GPSの精度がアップ
一般的に、GPSやみちびきによる衛星測位は誤差が10m程度になると言われていて、S40ではガーミン社の独自技術によって誤差3m程度になっていました。
そして、誤差を少なくするために始まったのが、みちびきのサブメータ級測位補強サービス(L1S信号)で、S42でそれに対応しました。
そのため位置精度が向上し、以下のようになっています。
S40:誤差3m程度
※測位時の衛星の位置や環境により誤差が大きくなることがあります
これが、S42とS40との最も大きな違いです。
だいたいの距離が分かればいいのであればS40でも問題ないですし、より正確な距離が知りたいのであればS42のほうがいいです。
バンドの長さが短くなった
S42はS40に比べてバンドの長さが短くなりました。
ただ、S42、S40ともに注意しておきたいポイントがあります。
それは、カラーによってバンドの長さが違います。
ブラック:125-202mm
ホワイト、ライトサンド:106-176mm
グレー/ブラック:163-249mm
ホワイト:145-217mm
S42はホワイトとライトサンドが短くなっていますし、S40だとホワイトが短いです。
女性向きのカラーが短くなっているイメージですね。
注意したいのはカラーによってバンドの長さが違うことを知らずに購入してしまうことで、例えば、S40の口コミでは以下のような方がいます。
ブラック,グレーに比べ,ホワイトのベルトは短い.男性には短めですが,何とか使えてます.商品説明をよく見ると書いてありますが,実際に装着するまで気づきませんでした.ホワイトは女性用?
出典:アマゾン
バンドがカラーによって長さが変わるとはあまり思わないので、見落としがちな部分です。
手首周りを測っておいて、少し余裕のあるほうを選ぶようにしましょう。
カラー展開
S42とS40ではカラー展開が少し変わりました。
同じカラーでも色合いが違っているものもあります。
・ホワイト
・ライトサンド
・グレー
・ホワイト
S42ではグレーからライトサンドに変わり、バンドの長さもホワイトとライトサンドが短くなっていることから、より女性が選びやすくなった感じです。
※ベゼル部分の色合いも変わっています
S42とS40の仕様比較
S42 | S40 | |
---|---|---|
本体サイズ | 幅43.4×高さ43.4×厚さ11.7mm ブラックバンド 手首の円周:125-202mm ホワイト/ライトサンド 手首の円周:106-176mm | 幅43.4×高さ43.4×厚さ11.7mm グレー/ブラックバンド外周:163-249mm ホワイトバンド外周:145-217mm |
ディスプレイサイズ | 直径1.2インチ(30.4mm) | 直径1.2インチ(30.4mm) |
解像度 | 240×240ピクセル | 240×240ピクセル |
重量 | 43g | 43g |
バッテリー稼働時間 | GPSモード:最大15時間 ウォッチモード:最大10日間 | GPSモード:最大15時間 ウォッチモード:最大10日間 |
防水等級 | 5ATM | 5ATM |
内蔵メモリ | 64MB | 64MB |
GPS | GPS/みちびき(L1S信号対応)/GLONASS | GPS/みちびき補完信号/GLONASS |
対応コース | 世界中の42,000コース以上 | 世界中の41,000コース以上 |
カラー展開 | ・ブラック ・ホワイト ・ライトサンド | ・ブラック ・グレー ・ホワイト |
S42とS40の選び方
・手首周りサイズが標準
S42とS40の大きな違いは、みちびきL1S信号に対応し、精度が向上したことです。
より正確な距離(誤差1m程度)が知りたい人は、S42を選びましょう。
また、S42はS40に比べてバンドの長さが短くなっていて、これはおそらくS40ではバンドが長いという意見があってのことだと思います。
手首周りは性別によっても違いますし、年齢に従って少しずつ太くなっていきます。
個人差があるので結局は自分のサイズを測って選ぶしかないんですが、一応目安を紹介しておきます。
成人女性:15~16cm
※以下の参考サイトが情報元です
S42のバンドは、目安となる上記のサイズに収まるので、だいたい標準的なサイズ向きです。
ただ、カラーによってバンドサイズが異なり、ホワイトとライトサンドはバンドが短くなっているので、自分の手首周りを把握したうえで選びましょう!
ゴルフ機能はシンプル。軽量・薄型で扱いやすい↓
S42のホワイト↓
S42のライトサンド↓
・手首周りサイズが太め
S42との機能的な違いはGPS精度だけなので、ある程度正確な距離(誤差3m程度)が分かれば良いならS40でも大丈夫です。
また、S42に比べてベルトの長さが4cmほど長くなっています。
標準的な手首周りよりも少し長めになっているので、手首周りが太めな方はS40のほうが合うと思います。
カラーによってバンドの長さが違う(ホワイトだけ短い)点には注意して下さい。
S40は型落ちした分、購入しやすい価格になっていますよ!
ある程度正確な距離(誤差3m程度)ならS40でもOK↓
S40のグレー
S40のホワイト
S42やS40の口コミ
S42やS40の口コミで言われているメリットやデメリットについて、詳しく見ていきます。
※S42はまだ口コミが少ないため、紹介しているのは基本的にS40の口コミです
デメリット
良いギアだと思いますが、機能が多すぎて、使いこなすまで時間がかかりそうです。
出典:アマゾン
ゴルフ好きな方にプレゼントととして送りました。どうやって使ったらいいのか最初はちょっとわかりにくかったそうです。未だに完全に使いこなせてはいないそうです。
出典:アマゾン
これはある意味メリットの裏返しでもあるんですが、ゴルフ機能以外にも時計機能だったり通知機能だったり、スマートウォッチ的に使うことができます。
直感的に使えるという方もいるんですが、多機能なため説明書をしっかり読まないと良く分からないという方もいます。
ただ、ある程度覚える必要があるというだけで、操作が難しいということはありません。
説明書をネット上で見たりダウンロードすることもできますし、動画マニュアルも充実しているので、不安がある方は事前に見ておくと安心です。
ラウンド中の距離表示は正確でした。一打打つたびにクラブ選択しなければなりませんが、最初は忘れてしまったりしていましたが、打った後からの入力なので2打地点で距離を確認するときに画面を見るので慣れてくれば問題はありません。あとは慣れですかね(^^♪
出典:アマゾン
叩いた時に打ったクラブ情報を入れるのが面倒ですが、入れる余裕を持つくらいの方がスコアが良くなるかも。
出典:アマゾン
S42やS40には、ショットした位置や飛距離を自動で記録する、ガーミンオートショットという機能があります。
ゴルフ終了後にアプリと連携することで、ショットの軌道を確認したり、データ分析などを行うことができる便利な機能です。
ただ、各クラブ毎の飛距離などを知るためには、ショットした後に、今どのクラブで打ったのか使用したクラブを選ぶ必要があります。
※クラブトラッキングをオンに設定していると自動的にクラブ選択画面が表示されるので、そこで使用したクラブを選択します
その時に、ショット後のクラブ選択を忘れてしまったり、面倒だと感じる人がいます。
また、オートショット機能は細かい動きは計測できず、パターの記録はできません。
この、ショット後のクラブ選択をしなくても自動で記録したり、パターの記録も可能にするのが、ガーミンCT10というクラブトラッキングセンサーです。
グリップエンドに取り付けて使うと、クラブの番手を記録したり、パターも記録できるようになります。
ショット後のクラブ選択をしたくないとか、パターも記録したい人は、CT10もあったほうがいいでしょう。
ただ、グリップエンドにねじ込むようにして取り付けるものなので、グリップエンドに金属のフタが付いているようなものは取り付けられなかったり、その他にも少し浮いてしまってピタッと取付できないものもあります。
グリップエンドにねじ込むことができそうかどうかは確認して下さいね!
記録時のショット後のクラブ選択が不要になりパターも記録可能↓
全クラブにセンサーを取り付けたい場合はこちら↓
メリット
今日初めてラウンドしました。軽いので付けているのに意識しないのはいいです。
出典:アマゾン
S42もS40も重量は約43gで、軽いという意見がとても多いです。
腕時計型ゴルフナビのデメリットの一つとして、着けていてプレー中に気になってしまうということがありますが、S42やS40ならそういう心配もありません。
ワンランク上のS62は約61gですが、それでも軽いという意見がけっこうあります。
S40の口コミでは、軽くて「着けている感覚がない」という人もいるくらいなので、重さは気にしなくていいでしょう。
バッテリー持ちもワンラウンドしても50%以上残ってて優秀(照度、時間を上げた設定でも)表示もカラーで必要な情報のみ記載されているので充分かつ見やすい。
出典:アマゾン
バッテリーはフル充電しておけば1ラウンドは全く問題なく持つ。
出典:アマゾン
ゴルフナビの気になる点として、バッテリーの持ちがあります。
いつ電池が切れるのか気にしながらプレーするのは嫌ですよね。
その点、S40のバッテリーは、1ラウンドで半分くらいしか減らないという意見が多く、バッテリーが長持ちすると評判です。
目安として、GPSモードで最大15時間、ウォッチモードでで最大10日間なので、そこまで頻繁に充電する必要はなく、日常的にも使いやすいですよ!
私は機械式時計好きなので、今回初めてスマートウォッチ買いましたが、こんなに便利とはと驚きました。iPhoneと連動して天気・日出日没時間・カレンダー予定お知らせ・スコア記録・万歩計・SNSやメール通知が画面表示されて、車中運転中に電話が掛かってきた時もこのスマートウォッチで通話ボタン押せばハンズフリー状態になるなど至れり尽くせり。
出典:アマゾン
時計フェイスも数パターンから選べてゴルフ利用以外にも多機能でスマートウォッチとして使用出来るので、購入して良かったと自分的には満足しています。
出典:アマゾン
時計機能や電話やメールの通知、天気の確認などスマートウォッチ的な機能が便利で手放せなくなった人もいます。
ワンランク上のS62のような支払い機能はありませんが、電話やメールの通知機能があるのはすごく便利です。
全ての機能を使いこなすのは、少し時間がかかりますが普段使いでも、アプリと連動すればその日の活動記録が見れて楽しい。
出典:アマゾン
2ラウンドしましたが、とても使い易いです。付けていてもプレー中は全く気になりません。ラウンド後にスマホアプリで記録が確認できるのがメチャ楽しいです。
出典:アマゾン
ゴルフナビを使うことで、ある程度の距離が分かりスコアアップにつながりますし、自分のショットや飛距離を記録し後から振り返られるのがすごく楽しいという意見が多いです。
後から振り返られるから反省点や改善点が見つかりやすい→スコアアップにつながる→ゴルフが楽しくなる
ゴルフ上達の好循環になりやすいのが一番のメリットですよ!
S42はS40に比べGPS精度アップ(誤差1m程度)↓
ある程度正確な距離(誤差3m程度)ならS40でもOK↓
保護フィルムなど
S42もS40も、安い買い物ではないので、キズなどつけないように大事に使いたいですよね。
保護フィルムがあるので、買うときは一緒に購入するのがおすすめです。
また、充電の接続端子が時計の裏側についていますが、購入時はカバーなどは付いていません。
ホコリだったり、プレー中の汗などが故障の原因になることも考えられます。
そこで、その端子にかぶせて保護するカバー(防塵プラグ)が販売されています。
さほど高い物ではないので、保護フィルムとともに購入しておくといいですよ!
※S42とS40は同じサイズなので、保護フィルムや防塵プラグは共通のものが使えるはずですが確認はしていません。なので、ここではそれぞれの名前で販売されているものを紹介しています
ガーミンS42の保護フィルム↓
ガーミンS40の保護フィルム↓
ガーミンS42の防塵プラグ↓
ガーミンS40の防塵プラグ↓
まとめ
ガーミンS42とS40を比較しました。
デザインの違いは多少あるものの、機能的に大きな違いはGPSの精度です。
位置精度の誤差がより少ない方が良い場合はS42を選びましょう。
また、S42とS40ではバンドの長さが違いますし、カラーによってもバンドの長さが違います。
長さの違いに気付かず購入してしまう方もいるので、自分の手首に合ったものを選ぶようにして下さいね!
S42はS40に比べGPS精度アップ(誤差1m程度)↓
S42のホワイト↓
S42のライトサンド↓
ある程度正確な距離(誤差3m程度)ならS40でもOK↓
S40のグレー
S40のホワイト
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