10 Nov 2021
サイベックスリベルとイージーS2の違いをまとめました。
リベルとイージーS2では、以下の違いがあります。
※見た目やデザインを除いた機能的な違い
・サイズ(折り畳み時はリベルがかなりコンパクト)
・重さ(リベルが1kgくらい軽い)
・キャノピー(リベルは窓なし、イージーS2は窓あり)
・バンパーバー(リベルは別売り、イージーS2は付属)
リベルは畳んだ時のサイズがすごくコンパクトになるのが魅力で、イージーS2はキャノピーに窓が付いていたり、片手で折り畳めたりと使い勝手の良さが魅力です。
どちらにもメリット・デメリットがありますので、違いを1つ1つ詳しく見ていき、それらを踏まえてどのように選べばいいか紹介しますね!
リベルは驚くほどコンパクトに畳めて場所を取らない↓
イージーS2はキャノピーに窓付き。生後1ヶ月~使用可能↓
イージーSB2は生後6ヶ月~。他はイージーS2と全く同じ↓
目次
リベルとイージーS2の違い
サイベックスのベビーカー、リベルとイージーS2について、違いを詳しく見ていきますね!
適応年齢
リベルとイージーS2では適応年齢が違うんですが、実はイージーS2と適応年齢だけ違って、他の仕様は全く同じ「イージーSB2」というモデルもあります。
イージーS2:生後1ヶ月~4歳頃(22kgまで)
イージーSB2:生後6ヶ月から4歳頃(22kgまで)
※リベルやイージーSB2でも、別売りの専用アダプターと対応ベビーシートを買って取り付ければ生後1ヶ月から使用できます
イージーS2は適応年齢が生後1ヶ月~となっていてますが、これはリクライニングの角度が、イージーS2だけフルフラットに近い状態になるためです。
イージーS2:121°~160°
イージーSB2:121°~136°
S2とSB2はリクライニング角度が違うだけで、その他の仕様は同じ。ご覧のようにデザインもほぼ同じです↓
※ちなみにイージーSB2は日本限定モデルです
なので、まず生後1ヶ月~5ヶ月の間から使いたい(他のパーツを買うことなく)のであれば、イージーS2を選びましょう。
そして最終的にリベルよりもイージーS2のほうが「求めているものに合っている」となった場合。
乗せようとしているお子さんが6ヶ月~であれば、イージーSB2を選んだほうがいいです。
イージーS2よりもイージーSB2のほうが値段も安くなっています。
ちなみに、体重の目安として22kgまでということになっていますが、他メーカーのB型ベビーカーでは15kgまでというものが多いです。
なので、22kgまでというのは、他にはあまりない、リベルやイージーS2の特徴の一つとなっています。
サイズ(特に畳んだ時)
ここはかなり重要な、リベルとイージーS2を選ぶポイントとなる大きな違いです。
通常時(開いているとき)のサイズも違いはあるんですが、特に折り畳んだときの大きさにかなりの違いがあります。
通常時:幅52×奥行71×高さ102cm
折り畳み時:幅32×奥行20×高さ48cm
通常時:幅45×奥行84.5×高さ103cm
折りたたみ時:幅45×奥行35×高さ59mm
折り畳んだ時はリベルのほうが全体的に10cm以上コンパクトになります。
自転車のカゴにも載せることができ(※自転車にもよります)、なかなかここまでコンパクトに畳めるベビーカーはないでしょう。
なので、玄関に置きたいけど玄関が狭い、車に積むときにできるだけ場所を取りたくない。
あるいは持ち運ぶ機会が多いからなるべく小さくなるベビーカーがいいという場合は、リベルを選んだほうがいいです。
また、リベルは飛行機の機内持ち込みもできることになっているので、ANAとJALを確認してみます。
※航空会社によって違いがあるので、利用される場合は各航空会社のHP等で確認して下さい。また、実際に持ち込む際には、事前に各航空会社へ確認するようサイベックスの販売ページに書かれています
100席未満 | 100席以上 | |
---|---|---|
サイズ | 3辺(縦・横・高さ)の和が100cm以内 かつ 3辺それぞれの長さが45×35×20cm以内 | 3辺(縦・横・高さ)の和が115cm以内 かつ 3辺それぞれの長さが55×40×25cm以内 |
重量 | 一人の総重量10kg以内 | 一人の総重量10kg以内 |
個数 | 手荷物1個と身の回り品1個まで | 手荷物1個と身の回り品1個まで |
100席未満(いわゆるプロペラ機)だと、荷物の1番長い部分が45cmまでで、リベルは48cmなので規定からいくとNGです。
100席以上の飛行機であれば大丈夫ですね。
イージーS2の場合はいずれもサイズでひっかかるので機内持ち込みはできません。
旅行などで機内持ち込みもしたいのであれば、リベルということになります。
このように、非常にコンパクトに畳めて場所を取らないのがリベルの大きなメリットです。
ただ、次に紹介するバンパーバーの付属状況で、リベルの折り畳みに関して考慮しておきたい点があるので詳しく紹介します。
バンパーバーの付属状況
バンパーバーは必ずしも必須のものではありません。
ただ、前のめりになりやすかったり、降りたがるお子さんにはあったほうが安心です。
子供もつかまって乗れるので安心感や安定感があります。
そのバンパーバーですが、リベルとイージーS2では以下の違いがあります。
イージーS2(SB2):付属
イージーS2やSB2はバンパーバーが付属していますが、リベルは3520円で別売りになっています。
※価格は変わる可能性あり
なので、ベビーカーの販売価格はイージーS2やSB2よりリベルのほうが安いですが、バンパーバーも付ける予定なら、それも含めた価格で比較検討しましょうというのがまず1点です。
それから、リベルの口コミでデメリットとして以下を挙げている人が多いです。
・片手では折りたためない
イージーS2やSB2はバンパーバーが付いたままで折りたためますが、リベルは折りたたむときにバンパーバーをはずす必要があります。
また、イージーS2やSB2は片手で折り畳める仕様になっています。(人によっては難しいという人もいますが)
それに対してリベルは、操作自体は難しいことはありませんが、持ち手部分の両側にある白いボタンを押して折り畳む必要があるため、片手で閉じることは難しいです。
動画をご覧いただけるとわかりやすいと思います。
それが少々面倒だという意見ですね。
ただ、「使いやすい」というメリットのほうが大きいので、そこは許容範囲という意見がほとんどです。
なので、リベルを購入するときに折り畳みの仕様を予め知っておけば、買ってから後悔することはほとんどないのではないかと思います。
重さ
リベルとイージーS2の重量はそれぞれ以下のようになっています。
イージーS2(SB2):7.3g
※リベルの販売ページなどでは5.9kgとなっていることがありますが、それはキャノピーを除いた重さです
リベルのほうが軽いので、持ち運びなどのときはリベルのほうが扱いやすいということが言えます。
ただ、B型ベビーカーの中では軽いほうではありません。
他メーカーのB型ベビーカーは3kg~4kg台のものが多く、中には2kg台のものもあります。
しかし、持ち運びなどでは軽いほうが便利ではありますが、必ずしも軽いほうが良いというわけでもないんですよね。
・安定感がない(ガタガタ揺れやすい)
・段差でつまづきやすい
・荷物をかけるとひっくり返りやすい
・風でひっくり返りやすい
ということもあります。
※一般的にということで、軽いベビーカーの全てがそうだということではありません
リベルやイージーS2は、少々重さはありますが、口コミを確認した限りでは、押しにくいと言っている人はほぼいません。
少し重い分安定感があり、シングルタイヤなので小回りも効いて押しやすいと評判が良いです。
持ち運ぶ時間が長いから、できるだけ軽いベビーカーが欲しいというなら他を探したほうがいいですが、少し重さがあっても走行がしやすければOKであれば、リベルやイージーS2でも問題ないでしょう。
持ち手の形状
持ち手に関しては、イージーS2は一般的な楕円っぽい形ですが、リベルは角ばった感じです。
そのため、リベルは持ち手が変わった形なので、押しやすさはどうなんだろうと思う人がいます。
ただ、その辺は全く問題なく押しやすいという人がほとんどです。
キャノピーの仕様
リベル、イージーS2ともにキャノピーが付いていますが、以下のような違いがあります。
イージーS2:フラップ式の窓があり、リベルより範囲も広め
リベルはキャノピーに窓がありません。
そのため、子供の様子が分かりづらいということをデメリットとして挙げている人がいます。
それに対してイージーS2は、フラップ式の窓が付いていますし日除けの範囲も広めです。
リベルでも十分という方もいますが、もう少し深いほうがいいという方もいます。
なので、キャノピーの仕様に関しては、イージーS2のほうに軍配が上がります。
幌から子供の様子が見えたほうがいい、できるだけ広い範囲を覆ってくれたほうがいいという場合は、イージーS2(SB2)を選びましょう。
カラー展開
リベルとイージーS2(SB2)のカラー展開の違いです。
・クラシックベージュ
・ソーホーグレイ
・ディープブラック
※ネイビーブルーのカラーもありますが、ダッドウェイ・サイベックス表参道限定カラーとなっています
・クラシックベージュ(SB2廃盤)
・ソーホーグレイ(S2廃盤)
・ディープブラック
両方とも4つのカラーがありますが、リベルのリバーブルーとイージーS2のマグノリアピンクだけが違い、他は同じカラーです。
イージーS2とイージーSB2はすべて同じカラーになっています。
リベルとイージーS2仕様比較
リベル | イージーS2/SB2 | |
---|---|---|
発売時期 | 2020年11月 | 2020年1月 |
対象年齢 | 生後6ヶ月~4歳頃まで(22kgまで) | S2:生後1ヶ月~4歳頃まで(22kgまで) SB2:生後6ヶ月~4歳頃まで(22kgまで) |
通常時サイズ | 幅52×奥行71×高さ102cm | 幅45×奥行84.5×高さ103cm |
折り畳み時サイズ | 幅32×奥行20×高さ48cm | 幅45×奥行35×高さ59cm |
重さ | 6.2kg | 7.3kg |
リクライニング | 110~130° | S2:121~160° SB2:121~136° |
レッグレスト | 2段階 | 2段階 |
バンパーバー | 別売り(3520円) | 付属 |
キャノピーの仕様 | 窓なし | 窓あり (リベルより範囲も広め) |
カラー | リバーブルー クラシックベージュ ソーホーグレイ ディープブラック | マグノリアピンク クラシックベージュ(SB2廃盤) ソーホーグレー(S2廃盤) ディープブラック |
リベルとイージーS2の選び方
リベルもイージーS2(SB2)も、走行性には定評があるので、押しやすい、小回りが利くなどはどちらも良いという前提での選び方になります。
リベル向きの人
・できるだけコンパクトに収納したい
リベルとイージーS2では、折りたたんだ時の大きさにかなり違いがあります。
リベルは折りたたんだ時にかなりコンパクトになり、重さも1kg近く軽いです。
なので、
・自転車のカゴに入れて移動したい
・旅行で機内に持ち込みたい
・玄関が狭いからできるだけコンパクトなほうがいい
・車に積むときにできるだけコンパクトなほうがいい
上記のような希望がある人はリベルを選んだほうがいいでしょう。
ただ、リベルに関しては以下のデメリットがあることは知っておいたほうがいいです。
・キャノピーに窓がない
・バンパーバーを付けたまま折りたためない
これらを許容できるならリベルがおすすめです。
リベルは驚くほどコンパクトに畳めて場所を取らない↓
リベルのクラシックベージュ↓
リベルのソーホーグレー↓
リベルのディープブラック↓
リベルはバンパーバーが付属しておらず別売りになっています↓
こちらもあると便利。リベル専用レインカバー↓
イージーS2(SB2)向きの人
・窓から子供の様子を確認したい
・畳むとき片手で操作したい
イージーS2のほうが1kgほど重いので、より安定感があります。
また、キャノピーの窓から子供の様子が見れると安心ですし、慣れれば片手で畳むこともできます。
収納や持ち運び時のコンパクト&軽さよりも、その辺の利便性を重視するならイージーS2やSB2のほうがいいでしょう。
なお、1ヶ月~5ヶ月の子に使用するならイージーS2ですが、6ヶ月~のお子さんであればイージーSB2で大丈夫です。
イージーS2とイージーSB2では適応年齢(リクライニング角度)だけの違いで他の仕様は全く同じですし、SB2のほうが販売価格が安くなっています。
イージーS2はキャノピーに窓付き。生後1ヶ月~使用可能↓
イージーS2のマグノリアピンク↓
イージーS2のディープブラック↓
イージーSB2は生後6ヶ月~。他はイージーS2と全く同じ↓
イージーSB2のマグノリアピンク↓
イージーSB2のディープブラック↓
こちらもあると便利。イージーS2/SB2レインカバー↓
まとめ
リベルとイージーS2(SB2)の違いや選び方について紹介しました。
リベルは畳んだときのコンパクトさと軽さ(イージーS2に比べて)が魅力。
持ち運びが多いとか、収納時にできるだけコンパクトなほうがいいならリベルがおすすめ。
ただ、
※バンパーバーは別売り
・片手では折りたためない
・キャノピーに窓がない
などのデメリットもあるので、そこは把握しておきましょう。
逆に、窓から子供の様子を確認できたほうがいいとか、折り畳みの操作を片手で行いたい場合はイージーS2やイージーSB2のほうがいいです。
※イージーS2は生後1ヶ月~、イージーSB2は生後6ヶ月~でその他の仕様は全く同じ
リベルに比べて1kgほど重くはなりますが、押しやすいと評判が良いです。
どのような利用の仕方をするかに応じて、合ったほうを選んで下さいね!
リベルは驚くほどコンパクトに畳めて場所を取らない↓
イージーS2はキャノピーに窓付き。生後1ヶ月~使用可能↓
イージーSB2は生後6ヶ月~。他はイージーS2と全く同じ↓