グリーンオンのゴルフウォッチ、ノルム2プラスとノルム2の違いや、口コミで言われている気になる点について紹介します。
ノルム2に、いくつかの新たな機能を追加したものがノルム2プラスで、発売年は以下になっています。
ノルム2:2020年
簡単にまとめると以下の違いがあり、「デカ文字表示」以外はノルム2プラスのほうにだけ搭載(追加)された機能です。
・高低差測定機能
・スマートグリーン表示
・スイング分析
・みちびき災危通報表示
・デカ文字表示 (ノルム2のみ)
・連続使用時間が長くなった
中でもオートショット機能(自動でショットを検知して距離の測定などをしてくれる)や、高低差が分かるようになったことが大きいです。
その辺を考慮して選び分けるのが良いでしょう。
記事中ではより詳しく違いを見ていき、口コミで言われている気になる点についても紹介します。
オートショットや高低差機能追加。グリーンオン ノルム2プラス↓
グリーンオン ノルム2↓
目次
ノルム2プラスとノルム2の違い
オートショット機能の有無
オートショット機能とは、ボタン操作をしなくても自動でショットを検出してくる機能です。
ノルム2:オートショットなし
オートショット機能があるノルム2プラスは、ボタン操作をしなくても、ショット後に次の打点に移動すると飛距離が表示され、スコアも加算されます。
オートショット機能がないノルム2は、最初にボタンを押してショット地点を登録し、ボール落下地点まで移動することで飛距離が計測できます。
スコアも自分でボタンを押してカウントする必要があります。
本体横のボタンを押すだけなのでそこまで面倒というわけではないですが、自動で検知してくれるほうが便利なのは間違いありません。
ボタンの押し忘れなども気にしなくて良いので、そこに魅力を感じる人はノルム2プラスのほうが良いです。
ただ、パッティングはオートショットで検出できないので、その時のスコアはマニュアルで入力する必要があります。
また、オートショット機能をオフにして、マニュアルで操作することもできます。
高低差機能の有無
ノルム2:高低差機能なし
ノルム2プラスは、高低差を画像と数値で表示してくれる機能があります。
打ち上げ、打ち下ろしの両方に対応し、高低差を考慮した目安の距離と、水平距離が分かります。
高低差も考慮した距離が知りたい人は、ノルム2プラスを選びましょう。
※設定によって表示させなくすることもできます
スマートグリーン表示の有無
スマートグリーン表示というのは、自分が立っている位置からのグリーン周りの形状を表示してくれる機能です。
例えば、グリーン奥に打ってしまった場合、画面が回転して自分が見ているのと同じ状態にグリーン周りを表示してくれます。
ノルム2:スマートグリーン表示なし
ノルム2はスマートグリーン表示に対応していないので、一定方向からの表示のみになります。
スイング分析の可否
ノルム2:スイングチェック不可
スマートフォンアプリと連携することで、自分のスイングを録画・再生し分析することができます。
自分を撮影できる位置にスマートフォンを設置し、ゴルフウォッチ側で録画などの操作が可能です。
練習場などで、自分のスイングチェックをしたい人はノルム2プラスのほうが良いです。
みちびき災危通報表示の有無
ノルム2:災危通報表示なし
みちびき災危通報表示とは、プレイ中にゴルフ場を含む地域で気象庁が発表する「緊急地震速報」や「津波速報」を受信したときに、警報を表示する機能です。
いざという時はあると安心です。
デカ文字表示の有無
ノルム2:デカ文字表示あり
デカ文字表示とは、距離などを大きな文字で見やすく表示してくれる機能です。
細かい文字は見づらいという方には便利な機能です。
この機能は旧モデルのノルム2のほうにしかありません。
ただ、メインターゲットの距離については、ノルム2に比べてノルム2プラスのほうがやや大きくなり、見やすくなっています。
それでも、デカ文字表示のほうが大きく表示されるので、「メインターゲット」、「サブターゲット」、「ショットディスタンス(飛距離)」を大きい文字で確認できたほうが良い場合は、ノルム2のほうが良いです。
連続使用時間
GPS使用時の連続使用時間が以下のようになっています。
ノルム2:最大20時間
ノルム2でも最大20時間があるので、1ラウンドプレーするのには特に問題ないですが、ノルム2プラスではさらに4時間長く使えるようになりました。
※いずれも、バックライト・Bluetoothがオフの場合
オートショットや高低差機能追加。グリーンオン ノルム2プラス↓
グリーンオン ノルム2↓
ノルム2プラスとノルム2の仕様比較
ノルム2プラス | ノルム2 | |
---|---|---|
発売 | 2022年 | 2020年 |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 62.7×40.8×11.8mm | 62.7×40.8×11.8mm |
腕回り | 140~220mm | 140~220mm |
重量 | 約46g (バッテリー含む) | 約46g (バッテリー含む) |
液晶 | 1.28インチ 反射型カラー液晶(バックライト付き) 解像度:176×176 ピクセル | 1.33インチ 反射型カラー液晶(バックライト付き) 解像度:128×128 ピクセル |
電池 | 充電式リチウムイオン電池 | 充電式リチウムイオン電池 |
連続使用時間 | GPS使用時:最大24時間 時計のみ:約10日間 | GPS使用時:最大20時間 時計のみ:約10日間 |
防水 | 3気圧防水 | 3気圧防水 |
GPS | GPS(L1C/A)・みちびき(L1C/A)対応 DGPS:みちびき(L1S)・SBAS対応 | GPS(L1C/A)・みちびき(L1C/A)対応 DGPS:みちびき(L1S)・SBAS対応 |
使用温度範囲 | -10℃~+60℃(充電温度範囲:0℃~+45℃) | -10℃~+60℃(充電温度範囲:0℃~+45℃) |
付属品 | 充電用ケーブル 取扱説明書 クイックマニュアル 保証書 | 充電用ケーブル 取扱説明書 保証書 |
カラー | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト |
デカ文字表示 | × | ○ |
スマートグリーン | ○ (自分視点の表示) | △ (一定方向からの表示) |
高低差表示 | ○ | × |
オートショット機能 | ○ | × |
スイング分析 (スマホアプリと連携) | ○ | × |
みちびき災危通報 | ○ | × |
ノルム2プラスとノルム2の気になる点
充電ケーブルが短い
デメリット的な意見としてこれが一番多いと思われます。
ノルム2時代の口コミからあるんですが、「充電ケーブルが短くて使いにくい」という意見。
旧モデルのノルム2のほうでは、「ケーブルがはずれやすい」という意見もあります。
しかも、独自規格の専用ケーブルであるため、汎用的なものと交換することもできません。
ここは現状では仕方がない部分ですが、新しいモデルが出る際には改善を期待したいところです。
コースデータのダウンロードがやや面倒
ノルム2プラス、ノルム2ともに、コースレイアウトを表示してくれます。
ただ、そのためには、スマホアプリから事前にデータをインストールしておく必要があります。
それが少し面倒だという意見がいくつかあります。
また、保存しておけるレイアウトデータが最大10コースとなっています。
ある程度同じコースでプレーすることが多い場合は十分だと思いますが、いろいろなコースに行くことが多い場合は10コースでは少ないと感じるかもしれません。
そういう時は、都度インストールする必要があるということは知っておきましょう。
グリーンのターゲット表示について
ノルム2プラスとノルム2は、グリーンのターゲット(フロントやセンター)表示が、画面上では1つしか表示されません。
また、その内容にも以下の違いがあります。
センター、ピン位置、フロントのどれを表示するかを、設定によって決める (バックエッジはなし)
【ノルム2】
メイン画面はセンターが表示され、ボタンを押すことで画面下に、フロントエッジ、バックエッジまでの距離が表示される
ノルム2プラスは、バックエッジを表示する機能はないですし、どのターゲットまでの距離を表示するかを設定によって決める必要があります。
ノルム2は、ボタンを押すことでターゲットが切り替わり、バックエッジまでの距離も確認することができます。
ただし、どちらもそれらの全てを同時に確認することはできず、そこに不満を感じている方がいます。
フロントやバックエッジまでの距離も参考にしたいという方は、この点は知っておいた方が良いです。
まとめ
グリーンオンのゴルフウォッチ、ノルム2プラスとノルム2の違いや気になる点について紹介しました。
基本的にはノルム2プラスのほうがいくつかの機能が追加されていて、利便性がアップしています。
特にオートショット機能や高低差表示、スマートグリーン表示などは魅力的な機能です。
ただ、デカ文字表示がなくなったことや、バックエッジの表示がなくなったことなど、機能が削られた部分もあります。
その辺を考慮してどちらが使いやすいかを選び分けると良いでしょう。
オートショットや高低差機能追加。グリーンオン ノルム2プラス↓
グリーンオン ノルム2↓